このブログをご覧の方で、すでにGo To トラベルキャンペーンを利用された方はおられるでしょうか。コロナの重症化が懸念される高齢の方は旅行に行くことを控えておられるかもしれませんね。しかし旅行代金の35パーセントが補助され、15パーセントの地域共通クーポン券がもらえるとなると、実質半額ということでお得感がありますよね。ではなぜ若い人ほどGo To トラベルキャンペーンを利用した方が良いのでしょうか。
私も2度ほど使わせていただきましたが、利用者の年代を見てみますと比較的若い方が利用されている感じでした。70代,80代の方々とホテルなどでお会いすることはありませんでした。この点で、駐車場予約アプリ「akippa」を運営するakippa株式会社が面白いデータを出しています。
「akippa株式会社調べ」
akippaユーザー 10代～70代の947人のアンケート結果で、20代が一番利用していることが分かりました。続いて60代です。意外に感じますが、60代は定年を迎えていて時間もあるということで元気な60代がキャンペーンを利用したのだと思います。30～50代は、平日仕事があってふらっと旅行するのは案外難しいですからね。
今まで、このような施策をすると時間やお金がある高齢者が利用していました。良い例が豪華客船における船旅でしょう。1週間くらいの航海をします。高齢者は時間とお金があるのでそのようなツアーに参加していました。現役世代はそこまで時間を取るのは難しいですよね。しかし今回はコロナという特殊な事情ゆえに若い方がトラベルキャンペーンを利用されています。半額タダというのは特にファミリー層や若年層にとってみればとても魅力的です。
しかし考えてみてください。このお金はどこから出ていますか？そう、国から出ています。ということは私たちの税金から出しているということです。
国の国家予算の4割程度が借金（国債）です。60年で借金を返していかなければなりません（60年が国債の償還期限）。ですから今の現役世代の子供、孫が将来このキャンペーンのために使った借金を払っていかなければならないのです。そういう仕組みになっています。そう考えると若い人ほどGo To トラベルキャンペーンを利用することは良いことだと言えるのではないでしょうか。このキャンペーンはいつまでも続くわけではありませんので、もし時間とお金があったら行ったことのない場所に旅行してみるのはいかがでしょうか。
