貴殿のふとした疑問に答えるブログ

ふと疑問に思う「なぜ?」「どうして?」「〇〇って何?」に答えるブログです。

街でよく見かける「ゴミ収集車」 どのくらいのゴミを溜められるの?

ゴミ収集車はお好きですか。多くの人は「くさい」「汚らしい」という感想を持つかもしれません。しかし、私たちが出すくさいゴミをすべて食べてくれるのです。何とありがたい車なのでしょうか。私たちの生活に欠かすことのできないゴミ収集車ですが、実際あの車の中にどのくらいの量のゴミが詰まっているのでしょうか。

 

ゴミ収集車には「プレス式」と「回転板式」の2種類があります。外見はほとんど変わりませんが、内部の構造が違います。

 

まずプレス式ですが、名前の通りゴミを投入すると、上からプレス板で押しつぶします。ゴミを圧縮し、中へ押し込んでいきます。ゴミをつぶして小さくするのでたくさんのゴミを入れることができます。プレス式では冷蔵庫や自転車を潰せるほどの圧力があるそうです。すごい力ですね。デメリットは、ゴミ袋を潰した際に汚水が飛び散ることがあり、そのため汚水タンクが設置されています。

 

続いて回転盤式ですが、2枚のプレートでゴミを奥に押し込んでいくタイプなので汚水が飛び散らないというメリットがあります。しかし圧縮する力がプレス式に比べて弱いので積み込めるゴミの量は少なめです。粗大ごみ収集には向いていません。

 

ゴミ収集車の中にゴミを入れられる量は法律で決まっています。2トンのゴミ収集車の場合、最高2トンまでとなっています。分かりやすく例えると、1リットルの牛乳パックが4,300本入る計算になります。

 

皆さんのお住まいの地域はいつ収集に来ていますか。私の住んでいる地区は9時頃に収集車がやって来ます。しかし他の地区では午後に集めに来るというところもあります。なぜ時間帯が異なるのでしょうか。

 

自治体の規模や自治体の人口にもよりますが、一般的には1日3往復すると言われています。ゴミ収集車の中がいっぱいになってしまうと捨てに行き、また戻ってくる感じです。ですから午前のところもあれば、午後に収集しに来る場所もあるようです。都市部のように道が狭い場合は小型の2トン車が何往復かしますが、道が広く人口も少ない自治体では、4トン車を使って1日1往復で済ませる場合もあるようです。

 

年末年始になるとゴミ収集車が来ない期間が長くなります。ゴミが出せるとホッとします。しかし新年一発目はかなりのゴミの量ですので、作業員は大変ですね。ゴミ収集がなされるおかげで私たちは気持ちよく生活できますし、衛生面も良い状態に保たれますので、作業員には本当に感謝です。

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