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世界一高い山はエベレスト では2番目に高い山は?

写真はwikipediaから参照 K2

皆さん山登りは好きですか。登山が好きな方は、一度は登る富士山ですが、世界には富士山以上の高さを誇る山が多くあります。その中でも頂点に位置するのがエベレストです。チベット語ではチョモランマと言います。標高は8,848メートルになります。富士山が3,776メートルなのでいかにエベレストが高い山であるかが分かります。

 

エベレストは有名ですが2番目に高い山となると少々悩んでしまうかもしれません。その名は「K2」です。なんだかかっこいい名前ですね。ロックバンドのU2みたいな名前ですね。K2はパキスタンと中国の国境に存在する山です。カラコルム山脈の1つで、標高は8,611メートルなのでエベレストより200メートルほど小さい山になります。

 

なぜK2という名前なのでしょうか。個人的にはなんだか安易な名前の付け方に感じてしまいます。この「K」というのはカラコルムのKです。カラコルム山脈というように山々が連なっています。K2はその中の一つになります。もともとK1、K2、K3、K4、K5…と標高が高い山にだけ測量番号が付けられていましたが、K2だけ名前が与えられずそのままの測量番号を用いています。

 

エベレストより小さい山だから登りやすいと思われがちですが、その反対で、K2はとても登るのには難しい山です。生きて帰るのが難しい山であるゆえ「キラーマウンテン」とも呼ばれています。K2に無事登頂した人446人に対して死亡する人が85人で、割合としては5人に1人が亡くなっています。しかし行方不明者を含めると亡くなる割合は高くなります。山登りのプロの方でも難しい山なのですから、一般人が気軽に登れる山でないことは理解できます。では、なぜK2は登るのが難しいのでしょうか。

 

登頂が難しい理由としては、K2から一番近い山でさえ直線距離で80kmも離れていて、そもそもK2に行くまでが大変であること、また、エベレストよりも気象条件が厳しい、山頂に向かって鋭く尖がっているため進むのが大変で、雪崩や滑落の危険がものすごく高いことなどが挙げられます。たとえ登頂に成功しても下山中に亡くなる方もたくさんいます。体力だけでなく、精神力や強い意思がなければ到底挑むことができない山ですね。

 

高尾山しか登ったことのない私には、K2に登ろうなどと1ミリ、いや1ナノも思いませんが、登頂した者にしか分からない景色がそこにあるんですね。

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