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ビザってなに? パスポートと違うの?

海外に行く時に必ず持っていくものの一つにパスポートがあります。パスポートが無いと、空港に行っても飛行機に乗ることは出来ません。また、ホテルにチェックインする時に見せることもあります。なので普段使うことはなくても、海外に行くという大イベントのために家に眠っていることでしょう。じゃあ「ビザは?」と聞かれると「えっと、海外に行く時に必要な物」というのは分かりますが、いまいちはっきりしません。では、今回はビザとパスポートがどう違うのか考えます。

 

まずパスポートですが、皆さんが持っているパスポートはどこが発行しましたか。そうです。日本政府が発行しています。このようにパスポートは各国政府が発行するもので、国外に渡航する人に「この人は〇〇年生まれで、男性(女性)で、日本人ですよ」という、国籍と身分を証明するものです。社員証とか運転免許証に似ていますね。

 

パスポートを発行する際、10年と5年の2つがあり、どちらを発行してもらってもいいのですが、残存有効期限が一定の長さを切ると、出入国ができない国もありますので、気を付けましょう。

 

続いてビザです。ビザは査証とも言い、日本にある各国の大使館や領事館で発行されるものです。ビザの主な目的は、外国人が入国するにふさわしいかを事前判断する身元審査です。「この人、犯罪歴があるな」など、身元審査で不適格とみなされたらビザが発行されず、入国は認められません。大丈夫であれば、パスポート上にスタンプが押されたり、ステッカーを貼られるなどして発行してもらえます。

 

しかし、こんな疑問持つかもしれません。「あれ?海外行く時に大使館や領事館なんて行ったことないけどな~」。それもそのはずで、日本人はビザなしで渡航できる国が2019年時点で190ヵ国もあり、その数は世界一です。日本人は信頼されている証でもあります。ですから、観光だけであれば事前に大使館や領事館に行ってビザを発行してもらわなくても、渡航先の入国審査をするときに発行してもらえるのです。

 

しかしビザと言っても観光、就労、留学など種類はいろいろあり、滞在目的に応じて審査基準は異なります。私も、ドミニカ共和国に観光で行った際には、ドミニカ共和国の空港でビザを発行してもらえましたが、その後、長期滞在の際には、一度日本に戻り、六本木にあるドミニカ共和国大使館に行って暫定居住ビザを発行してもらいました。

 

今回は、ビザとパスポートの違いについて簡単に考えました。

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