貴殿のふとした疑問に答えるブログ

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日本一長い地名を持つ場所ってどこにあるの?

写真はwikipedhiaから参照 飛島村

住所を書く際、都道府県から書かなければならないと意外に面倒に感じる時は無いでしょうか。書類によっては何枚も書かなければならないので、できれば住所は短い方がいいですね。でも、住む場所を住所の長短で決めるわけにはいきません。今回は、日本一長い地名を持つ場所はどこなのかを考えたいと思います。

 

日本一長い地名があるのは、愛知県海部郡飛島村(とびしまむら)にあります。飛島村は以前このブログにも登場しましたが、日本一裕福な自治体でもあります。「村」とありますが、飛島村は名古屋市の隣に位置し、伊勢湾沿いの埋立地ということもあり物流センターや発電所などが立ち並び、まったく田舎を感じさせません。

 

では、どのくらい長い地名なのでしょうか。「愛知県海部郡飛島村大字飛島新田字竹之郷ヨタレ南ノ割」という場所が日本一長い地名いなります。25文字になります。これは長いですね。

 

途中までは何とも思いませんが、最後の「ヨタレ南ノ割」が面白いですね。なぜこのような名前かというと、人為的に区画を整備するため、分かりやすく「いろは歌」を用いたためです。愛知県をみると他にも「イロノ割」「ハニノ割」「ホヘノ割」「トチノ割」「リヌノ割」「ルヲノ割」「ワカノ割」などの地名が存在しています。

 

でもなぜか、「ヨタレ」だけ南ノ割と北ノ割に分かれます。では、なぜ北と南があるのに、南ノ割が日本一長い地名に選ばれているのかというと、「キタ」と「ミナミ」だとミナミの方が1文字多いからです。

 

日本一長い地名という称号を得ていますが、住所を口頭で伝えるにも、書くにも大変であることは確かですね。では、その反対の日本一短い地名がある場所はどこでしょうか。多くの人は三重県津市を思い浮かべるかもしれませんが、実際は違います。「千葉県旭市ロ1番地」になります。旭市は千葉県でも銚子の近くにある自治体です。住所にある「ロ」はイロハのロになります。この点は飛島村と似ていますね。

 

今回は、日本一長い地名を持つ場所を考えました。おまけで日本一短い地名もです。皆さんはもし住むとしたら長い地名と短い地名どちらが良いでしょうか。

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