貴殿のふとした疑問に答えるブログ

ふと疑問に思う「なぜ?」「どうして?」「〇〇って何?」に答えるブログです。

CGCグループって何?

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♬「あなたもわたしもCGC つくるひと うるひと たべるひと…」知る人ぞ知るCGCグループの歌です。ご存知の方も多いのではないでしょうか。

 

そもそもCGCとは何でしょうか?Co-operative Grocer Chain(共同食料品チェーン)の略称になります。日本のスーパーマーケットの共同出資によって、「CGC」の名称でプライベートブランドを運営する株式会社です。

 

大手のイオングループ(イオン・マックスバリューなど)は自社のプライベートブランド「トップバリュー」を持っています。またセブン&アイ・ホールディングス(セブンイレブン・イトーヨーカドー・ヨークマートなど)は「セブンプレミアム」というプライベートブランドを持っています。このように大きな会社であれば自社でプライベートブランドを開発・販売することができます。

 

一方中小のスーパーは資金力やノウハウが乏しいゆえ、大手スーパーのようにプライベートブランドを開発・販売はできません。そのため中小のスーパーが共同出資して1973年に株式会社シージーシージャパンが設立され、CGCブランドのプライベートブランドの商品をお店で扱うことが可能になったのです。

 

CGCのホームページを見ると、「1社ではできないこと、みんなで一緒になって取り組んだ方がより地域のお客様に貢献ができること、例えば、商品の開発や調達、物流、情報システム、販売促進、教育などにCGCグループは取り組んでおり…」と書かれています。大手に対抗するには共に協力しなければ負けてしまいますので、中小のスーパーがタッグを組むという感じですかね。
2019年5月現在、全国で212社(店舗数4,065)がCGCグループに加盟し、グループ総年商は4兆6,232億円にも上ります。

 

このようなビジネスモデルを「ボランタリーチェーン」といいます。これに加盟することにより、仕入先との取引が大口化され、仕入れ単価の引き下げが期待できます。小規模のスーパーは大手スーパーとの価格差をできるだけなくし、独自のサービスで差別化を図る事ができるようになるのです。

 

大手のスーパーは資金力も豊富ですし、広告もバンバン出していて知名度もあります。そんな中で中小のスーパーや小売店が対抗するには皆が力を合わせなければ太刀打ちできません。今はネットショッピングも盛んになっていますので、ますます生き残りが大変かもしれませんね。

 

最後に、冒頭で触れたCGCソングを貼り付けますのでご視聴ください。ずっと店内で流れているので耳に残っています。歌詞も覚えてしまいましたよ^^

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