貴殿のふとした疑問に答えるブログ

ふと疑問に思う「なぜ?」「どうして?」「〇〇って何?」に答えるブログです。

ホイップクリームとイチゴだけなのに、なんでショートケーキって言うの?

ケーキ屋さんに行くと必ずといいっていいほどショートケーキが売られています。私はモンブランが好きなので、最近はショートケーキを食べていないのですが、やはり定番のショートケーキはどこも1番人気だそうです。確かにシンプルなケーキではありますが、美味しいですし、ホイップクリームが好きな人にはたまらないケーキですね。でも、なんでホイップクリームとイチゴが乗ったケーキを「ショートケーキ」というのでしょうか。

 

本来ショートケーキがあったのはスコットランドの農村で食べられていたお菓子で、ケーキというよりかはサクサクした食感のあるクッキーみたいなお菓子だったそうで、カロリーメイトみたいなものでした。英語で「ショート」とは“短い“という意味だけでなく、“もろい”とか“砕けやすい”といった意味合いも含まれています。ですから「もろいケーキ」、すなわち「ショートケーキ」になったと言われています。

写真はWikipediaから参照 スコットランドのショートブレッド 

スコットランドのある地域では、結婚式の際にこのクッキーのようなショートケーキを花嫁の頭で割るという風習があったようで、割れないと縁起が悪くなるという言い伝えもあったためか、次第に砕けやすいものに変わっていったようです。日本の結婚式でもショートケーキをナイフで切りますが、スコットランドの習慣が少しは関係しているのかもしれませんね。これに関しては諸説あるようです。

 

ショートケーキの由来となった別の説としては、スコットランドの別名が「ショートランド」と呼ばれていたことから、このお菓子が「ショートケーキ」になったとも言われています。

 

日本でショートケーキが売り出されたのは、今から100年前の1922年です。ペコちゃんでおなじみの不二家が日本人の口にあうようにアレンジして出したのがイチゴを使ったショートケーキなのです。だから不二家のイメージはショートケーキだったんですね。

 

ちなみにショートケーキの日って分かりますか?それは毎月22日です。なんで22日かというと、カレンダーを見ていただくと分かりますが、22日の上は必ず15日になります。つまり15(イチゴ)が乗っているからということです。ケーキ屋さんによっては22日に行けばショートケーキが安くなっていることがあります。ぜひ22日になったらショートケーキのことを思い出してみてください。

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