「風が吹けば桶屋が儲かる」とは、日本語のことわざで、ある事象の発生により、一見すると全く関係がないと思われる場所・物事に影響が及ぶことの喩えです。
①風が吹く
②砂埃が舞い上がる
③それよって失明する人が増える
④失明したので三味線弾きになる。三味線が売れる
⑤三味線には猫の皮を使うので、猫をたくさん捕獲する
⑥猫の数が減ると、天敵のいなくなったネズミの数が増える。
⑦ネズミが増えると、桶がネズミにかじられる
⑧結果、桶屋が儲かる。
かなりこじつけの理論ですね。風が吹いたからといって皆が失明するわけではないし、失明したからと言って三味線弾きになるわけでもありません。ちなみに江戸時代には瞽女(“ごぜ”と読みます。女性の盲人芸能者で三味線を用いて旅をしていた人たち)がいましたので、風が吹き、盲人になったら、三味線を使う瞽女が増えることを言っているのかもしれません。それでも少々無理がありますね。でも頭の中でぐるぐると考えると意外に面白いものです。ほかにも何かあるでしょうか。
【自動運転車が増えれば家族が幸せになる】
①自動運転車が増える
②長距離でも車を使う人が増える
③車内を快適にするために大きな車が売れる
④旅行の際ホテルやレストランに行く機会が少なくなる(車内で済むから)
⑤長時間、家族やカップルが狭い空間に一緒にいるので親密になる
⑥結果、離婚や破局が少なくなる&子供が増える
⑦家族が幸せになる
【ドローンが世界中に増えれば政権が安定する】
①ドローンが世界中に増える
②テロリストたちがドローンを使って悪さをしようとする
③国はドローン対策のため防衛費を拡大させる
④ドローンを監視し、撃退するために人員を雇う
⑤ニートたちが働きだす
⑥失業率が改善する
⑦政権が安定する
【JRが新しい車両を走らせれば家族みんな太る】
①JRが新しい車両を走らせる
②鉄オタが写真を撮りに駅に集まる
③罵声大会が始まる
④その動画がyoutubeに流れる
⑤多くの人がその動画を見る
⑥広告を出している企業の商品が視聴者の目に留まる
⑦企業の売り上げがアップし、従業員の給料も上がる
⑧給料が上がったので家族で外食に行く機会が多くなる
⑨家族みんな太る
上記のものは私が適当に考えたものです。物事はそんなに簡単なものではないでしょう。しかし投資にもこの「因果関係」というものを参考にできます。
①猛暑が続く
②ビールが売れる
③ビール会社が儲かる
④ビール会社の株を買っていた人も儲かる
こんな具合です。先を読む力のある人は株式でも儲けることができるのでしょう。