国民的人気番組である「サザエさん」。日本国民のほとんどの方が見たことのある番組だと思われます。子供にも安心して見せられるアニメですが、「サザエさん症候群」なるものが存在します。名前だけ聞くと怖い感じがしますね。
では今回のテーマでもある「サザエさん症候群」とは何でしょうか? 日曜日の夕方あたりから「また明日(月曜日のこと)通学&出社しなければならないのか↷」という現実に直面して憂鬱になり、体調不良や倦怠感を訴える症状のことです。簡単に言えば月曜日がとても憂鬱ということです。
このネーミングは日本だけのものです。サザエさんは、ほとんどの地域で日曜日の夕方に放送されていて、誰もが知っているのでこの「サザエさん症候群」という名前になったのです。サザエさんのエンディングを聞いて、サザエさんとジャンケンして負けた時にはより一層サゲサゲになりますよね(笑)。
私も学生の頃、月曜日が憂鬱でした。「また一週間学校に行かなきゃいけないのか~」と考えるだけで日曜日の夜はテンションが下がっていました。皆さんの中にも同じような気分になった方も多いのではないでしょうか?
「サザエさん症候群」というだけあって、気分が憂鬱になったり、不安になって寝れなくなる人もいます。それだけでなく胃やお腹が痛くなるなど身体的症状が現れる方もいます。意外と怖いですね。サザエさんの世界は平和なので、現実とのギャップも余計にあるのかもしれませんね。
しかし興味深いことに「サザエさん症候群」の反対に位置する症状もあります。それは「休日神経症」あるいは「日曜神経症」と言われているものです。
これは、休日に何もしないことにイライラし、仕事人間の人は休日であっても仕事をしなくてはという衝動に駆られ、良心が痛み、場合によっては心の平安を失い、部屋の中を歩き回ってしまうこともあるそうです。心身共に不調になります。しかし月曜日になると、ホッとして会社に出掛けてゆくのです。この「休日神経症」は真面目な仕事第一の人に多い症状です。もし配偶者が「休日神経症」だとしたら家族は休日を楽しめませんね…。
月曜日が来ないでほしいと願う「サザエさん症候群」。反対に月曜日が待ち遠しい「休日神経症」。この2つは対極にあるものですが、どちらも心身に不調をきたすものですので気を付けないといけないですね。