ちょっとした疑問に答えるブログ

ふと疑問に思う「なぜ?」「どうして?」「〇〇って何?」に答えるブログです。

タクシーの屋根の上にくっついている“あれ”は何?

 

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一般車とタクシーの大きな違いと言えば、車の屋根の上に表示灯が有るか無いかではないだろうか。正式名称は、社名表示灯(通称:行燈/あんどん)です。社名表示灯は会社名(個人もある)や形状も様々で、注意して見ているといろいろな種類があるのが分かります。

 

そもそも何のために社名表示灯(行燈)は付いているのでしょうか。名前の通り、タクシーの会社名が分かりますが、しかしそれ以外にも理由があります。

 

皆さんは一般車とタクシーをどのように判別しているでしょうか。昼間であれば車体の色からタクシーと判断できるでしょうが、夜だと周りが暗いので、屋根の上に行燈が有るか無いかで区別することがあるでしょう。まず一般車に行燈が付いていることは無いですからね。しかし軽井沢などの一部の地域では行燈がないタクシーも見受けられます。

 

大体のタクシーは、空車であれば行燈が灯され、お客を乗せていれば行燈は消灯して、利用者が空車かどうかを分かるようにしています。

 

また、行燈が赤く点滅していれば、車内で何らかの異常があったことを示します。このように行燈は多くの人に異常を知らせる目的も有しています。

 

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さて、行燈の形はさまざまなものがあり、蒲鉾型、ラグビーボール型、球型、星型、太鼓型、渦巻き型(一般にデンデン型と呼ばれる)や提灯型(個人タクシー専用)などあります。皆さんが好きな行燈は何型でしょうか?

 

最近では見やすさを向上させるために、大型なものになったり、横長の物や縦長の物が増え、広告を付けている会社もあります。また、全国にはご当地タクシーというのも存在します。観光客が多い地方都市にみられるタクシーです。行燈がその地域の名物になっています。ドライバーは各社で独自に実施する認定試験に合格しなければならず、ドライバーはご当地グルメや観光スポット、地域の歴史について豊富な知識を備えており、観光ガイドの役割を果たしています。

 

ご当地タクシーの行燈には、函館市(塩ラーメンタクシー)、弘前市(アップルパイタクシー)、金沢市(寿司タクシー)、軽井沢町(スウィーツタクシー)、高松市(うどんタクシー)、熊本市(馬刺しタクシー)、長崎市(カステラタクシー)、宮崎市(チキン南蛮タクシー)、などなど多種多様です。

 

では皆さんも、地元のタクシーの行燈に注目して見てください。新たな発見があるかもしれません。ちなみに私の地元でよく見かけるのは蒲鉾型です。

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