貴殿のふとした疑問に答えるブログ

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なんで国旗は四角なの?

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皆さんは四角以外の国旗を見たことがありますか?悩むのも無理はありません。一つの国を除いてすべて四角で構成されています。では四角の国旗ではない国とはどこでしょうか。

 

それはネパールです。エベレストがあるのが有名ですね。ネパールの国旗は、三角形を2つ重ねた形で成り立っています。上の三角形はネパール王室を表わす月を、下の三角形には政治家トップである宰相を表わす太陽が描かれています。赤色は国民の勇敢さと国花であるシャクナゲの色で、またネパールの国の色を表わしています。青色は平和を象徴しています。

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写真:wikipediaから引用

 

しかし世界にはたくさんの国があるのになぜ四角ばかりなのでしょうか。その理由は作りやすいことと、丸や三角に比べて生地が無駄にならないからだそうです。意外と安易な理由ですよね。しかし国旗をたくさん作るとなるとやはり四角がベストなんですね。

 

ネパール以外は国旗が四角といいましたが、四角を採用している全部の国の国旗が同じ大きさというわけではありません。各国によって縦横の長さのバランスは違います。

 

一番多く採用されているのは2:3の比率です。日本を含め中国やフランスなども採用しています。アメリカはというと10:19の比率で横長です。もっと横長なのはカタールで11:28の比率となっています。ベルギーは13:15の比率で正方形に近いですね。バチカンやスイスなどは1:1の正方形です。横長ではなく縦長の国旗が無いのは面白いですね。

 

ニューヨークにある国連では各国の旗を2:3の比率にして掲げています。その方が統一感があって見栄えもいいですね。

 

ちなみに、日本の国旗は日章旗(にっしょうき)といいます。もう一つは旭日旗(きょくじつき)で、太陽と太陽の光を意匠化したものです。旭日旗は旧陸軍で用いられていたので、この旗にアレルギーを持つ国もありますね。

旭日旗の意味:wikipediaから引用

旭日旗には「勝利を祈願する」や「僥倖(思いがけない幸運 ・幸運を願い待つ)」・「天晴れ」の意味があり、他にも旭日の意匠は古来からハレの祝辞に使用されていた。この為、現在でもスポーツの試合や正月や祝祭日などを祝う時などに使われている。

 

日本と同様の太陽がモチーフになっている国はほかにどこでしょうか。アルゼンチン、ウルグアイ、フィリピン、バングラディシュなどが挙げられます。

 

また日本のように四角の中に丸が入っている国旗を採用しているのが、バングラディシュ、パラオ、韓国、ニジェール、ラオス、チュニジアなどです。

 

国旗には色々な意味が込められていますので、ご自身の好きな国の国旗を調べてみるのはいかがでしょうか。

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