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リゾートではなく住居としての沖縄の人気が高くなっているのはなぜ?

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沖縄と言えば、青い海と空が映える南国をイメージする方が多いでしょう。確かにその通りで、沖縄本島だけでなく石垣島や宮古島などでもリゾート気分を味わえます。当然国内外から観光客がたくさん訪れています。2018年にはハワイを訪れる人よりも沖縄に訪れる人の方が多くなりました。

 

しかし近年、沖縄県を旅行の目的地としてではなく、居住する地として選ぶ方々が増えているようです。2015年の国勢調査(5年に一度)によると人口増加率が2.9%と全国トップで、2018年の人口動態統計でも出生率が1.89%とこちらも全国トップの数字を出しています。多くの自治体では人口減少が叫ばれている中でこの数字はなかなかのものです。沖縄が理想的な住居地域として認識されていることが分かります。

 

なぜ今、居住地として沖縄に注目が集まっているのでしょうか。

 

沖縄と言えば真っ青な海を想像するかもしれません。確かにその通りですが、沖縄本島の中心部ではたくさんのビルが立ち並び、渋滞もあります。たくさんの人が密集しています。それに伴い、近年街の開発が活発に行われ大型のショッピングモールや商業施設が開業しています。買い物に便利な街が出来上がっているのです。

 

また交通面の良さも際立っています。沖縄は本土からはかなり離れていますが、那覇空港では国内30都市に32路線が就航しています。直行便でこれだけの地域に行けるのはメリットですよね。またLCCの台頭により昔に比べて値段が下がっているのも沖縄の敷居を低くしたのかもしれません。那覇空港の第二滑走路が2020年3月26日から供用開始になり、滑走路処理容量は年間13.5万回から24万回に増える見込みとなっています。ますます就航地や増便が期待できますね。

 

気候面はどうでしょうか。年間平均気温は23.1度と年間を通して温暖な気候です。冬でも暖かいので体調管理がしやすいですね。また本土では見られない熱帯特有の植物やフルーツなど見ることができます。南国であるためかその時間はゆっくり流れ、ウチナータイム(沖縄時間)で動く人が多いです。のんびりということですね…。

 

定年後に住み慣れた街から移住するというのは大きな覚悟が必要ですが、東京まで3時間で行くことができ、たくさんの便が飛んでいます。また海外移住とは違い日本語が通じるのは安心要素の一つですね。一念発起してみるのもいいのかもしれません。

 

今後、日本全体が人口減少で衰退していく中で、沖縄県はこれからも発展し続けてゆくに違いありません。

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