お金大好きという方は世界中にたくさんいるでしょう。お金があれば大体のものを買うことができますし、老後のための安心感を得ることもできます。昨今では現金を持たなくても電子マネーやクレジットカードなどで事足りてしまいますが、それでもある程度は手元に現金を持っている人もたくさんいます。では、自分が使ったお金はその後どうなるのかを考えたことはあるでしょうか。今回はお金について考察していきます。
紙幣は紙ということもありシワシワになったり、破けてしまうことがあります。貨幣も錆びついて変色したり、自販機で認識できないほど摩耗しているものがあります。これらはどうなるのでしょうか。
ボロボロになったお金は銀行などの金融機関にたどり着き、まだ使えるか使えないかを判断し、使えなさそうなものは日本銀行に戻されます。そして最後に造幣局にたどり着きます。そこで貨幣は鋳造し直して新たな貨幣へと生まれ変わります。
紙幣であれば、再生紙として利用されます。例えばトイレットペーパーや封筒などに形を変えます。また住宅用外壁材などにも利用されるようです。紙幣は特殊なインクを使っていること、偽造防止の加工がされていることから、リサイクル紙として再加工するには費用がかさむため、再生紙になります。
何年も財布の中やタンスに入っていれば紙幣も貨幣もきれいですが、大体のお金は多くの人の手に渡っています。そのため汚くなったり、破損していきます。では、何年くらいしたら交換することになるのでしょうか。
1万円であれば4,5年程度
5千円と千円は1,2年程度
貨幣であれば30年前後
やはり素材が紙だと摩耗も激しいんですね。その反面、貨幣は金属のためかなり長持ちしますね。電子マネーの普及によって年々現金を持つ機会は少なくなっています。そのため、新規発行数も少なくなっています。昔よりも造幣局に余力が出てきたこともあって、現在は外国貨幣の製造も行なっています。日本の鋳造技術は世界でも群を抜いていますので頼まれるようです。
今回は、お金について考えていきました。意外と早いスパンで交換されているんですね。