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日本一長いプラットホームと日本一プラットホームの番号が大きい駅はどこ?

プラットホームの長さや番号が大きい駅と聞くとどこを思い浮かべますか。東京や新宿、もしかしたら大阪…いろいろなターミナル駅を思い浮かべてしまうかもしれません。今回はこの点を考えてみたいと思います。

 

日本一長いプラットホームと日本一プラットホームの番号が大きい駅はいずれも京都駅になります。京都駅は大きなターミナル駅ですが、新宿駅や東京駅、大阪駅よりも規模は小さいですよね。なぜ京都駅なのでしょうか。

 

日本一長いプラットホームという点では、0番線ホームの長さが558mもあります。この距離を例えると、首都圏で走っている東海道線は1編成が約300m(20m×15両)で、東海道新幹線の1編成が404.7mです。ですからかなり長いプラットホームが京都駅にあることが分かります。

 

でもそんなに長くしても、車両が短ければ意味ないですよね。実はこのプラットホームは特殊な形をしており、0番線の西側に、30番線と31番線山陰本線のホームがつながっているため、それを含めた長さとなっています。ですから0番線だけの長さは323mになります。

 

続いて、プラットホームの番号が大きさについてみていきましょう。京都駅は34番線まであります。ホームの番号としては日本一大きいです。東京駅ですら28線しかありませんので京都駅の圧勝です。しかしここにもからくりがあり、京都駅には1番線と15~29番線が欠番になっており、実際のところは9面19線となっています。

 

なぜ1番線が無いかというと、以前、駅の改修工事が行われた際、JR西日本は11本の線路を管轄していました。普通に考えれば1~11番線と付ければいいかと思いますが、実は11~14番線はJR東海の管轄(東海道新幹線)だったため、10番線までに収まりきらないという理由で0番線をつくりました。

 

じゃあ1番線はなぜ無いのかというと、プラットホームはありませんが、0番線と2番線の間に線路だけは敷いてあり、それが1番線になっています。乗客が使うことはないので、1番線という記載もないのです。1番線は貨物列車や回送列車の専用通過線路となっています。

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では、なぜ15~29番線が無いのでしょうか。それは31番線~34番線を使用しているのが山陰本線であるため、山陰→さんいん→3というふうに、遊び心で作った番線なのです。なんともややこしいですね。そのかわり日本一プラットホームの番号が大きい駅になることができたのです。

 

今回は京都駅のプラットホームの謎についてみていきました。

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