貴殿のふとした疑問に答えるブログ

ふと疑問に思う「なぜ?」「どうして?」「〇〇って何?」に答えるブログです。

ヨーロッパって地続きなのに、なんで言語がバラバラなの?

ヨーロッパの多くの国は他の国と隣り合っています。つまり地続きです。普通に考えれば同じ言語を使いそうですが、一部を除きほとんどの国が自国の言語を喋ります。なぜ別言語なのでしょうか。

 

実はそれぞれ言語は違っていても、かなり似ている部分があります。私はスペイン語を少し喋ることができますが、ポルトガル語によく似ています。なんとなくですがポルトガル語を知らなくても文字を見ると理解することができます。

 

実はヨーロッパで話される言語は大きく分けると3つに大別できます。ゲルマン系統・ラテン系統・スラブ系統です。

 

ゲルマン系統は北ヨーロッパの国が多く、ドイツ語・オランダ語・英語・アイスランド語・ノルウェー語・スウェーデン語・デンマーク語などがあります。

 

ラテン系統は南ヨーロッパの国が多く、フランス語・イタリア語・ポルトガル語・スペイン語・ルーマニア語などがあります。

 

スラブ系には東ヨーロッパの国が多く、ロシア語・チェコ語・ポーランド語・セルビア語・ウクライナ語などがあります。

 

系統内であれば、お互いある程度は理解できるようです。しかしヨーロッパは長い期間をかけて多くの民族が統治してきました。陸地続きのため、人々の往来も多かったため言葉も複雑に入り混じっています。これら3つの系統は大きく分けてのものです。

 

小さな分類では、古くからあるギリシャ語、バルト海周辺のリトアニア語やラトビア語、どの系統にも属さないアルバニア語、スペインの地方で話されているバスク語などいろいろとあります。

 

ヨーロッパは地続きのため国内で幾つかの言語が用いられています。例えば、スイスには人口約800万人が住んでおり、九州ほどの面積の国ですが、4つの公用語が用いられています。4つとはドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語です。6割の人がドイツ語(スイスドイツ語)を話します。チューリヒ州などで使われる言葉です。ジュネーブではフランス語が話されます。このように国内であっても話が通じないことがよくあるそうです。こういった理由からすいすでは外国語の英語を話す人が増えているのが現状です。

 

日本には方言はありますが、どの地域でも日本語は通じます。ヨーロッパの現状を知ると言語面においてはとても便利なのが分かりますね。

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