答え:いろいろな色が混ざった結果、灰色になる
部屋の隅に目を向けると、ふわふわまとまっている埃。「ふぅーー」っと息をかければ瞬時に舞い上がり、少し経つと着陸してその場にとどまる埃。どの家であっても、掃除をして少し経つとまた埃のかたまりはできますよね。でも何で埃のかたまりはいつ見ても灰色なんでしょう。
皆さんは埃のかたまりを分解したことありますか?実は埃の半分以上は繊維です(服などから落ちる繊維になります)。その次に砂ぼこり、この2つで7割を占めてます。残りは食べかすや髪の毛だそうです。
しかし、繊維が半分を占めるといっても、毎日グレーの服を着るわけではないですよね。赤や紺、黄色や茶色などいろいろな色の服を着ます。なのに何で灰色になるのでしょうか。それは、いろいろな色が混ざると灰色に見えるからです。例えばいろいろな絵の具を混ぜてゆくと灰色になるのと同じ原理です。家の中のものや着るものをすべてをピンクだけにすれば、埃も必然的にピンク色っぽくなるということです。
そして埃は人が通って風が巻き上がると部屋の隅に向かっていき、やがてふわふわな大きなかたまりとなっていくのです。髪の毛などは重いのであまり埃に絡まってはおらず、そのまま下に落ちています。
また、埃が舞うとくしゃみなど出ますが、それはハウスダストが原因かもしれません。1ミリ以下の目に見えにくい埃をハウスダストと呼びます。その中にはダニの死骸や細菌、黒カビ、花粉など小さな物質が混ざっています。これらはアレルギー症状やぜんそくを引き起こすものです。確かにこんなの吸ってるとくしゃみも出ますよね。ですからこまめな掃除や空気清浄機などを使って家の中をきれいにしておくことが予防の第一歩と言えるでしょうね!