皆さんはサービスエリアとパーキングエリアの違いを知っていますか?普段あまり意識しないですよね。なんとなくサービスエリアの方が大きいかなくらいかもしれません。
国土交通省ではサービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)の違いについては下記のように回答しています。
高速道路の休憩施設は、提供するサービスの内容、休憩施設相互の位置関係によりサービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)に区分しています。
一般的にはサービスエリアには休憩所、駐車場、トイレに加え売店、食堂、給油所などが備わっており、パーキングエリアには駐車場、トイレ、必要に応じ売店が備わっております。
ということは、設備が充実している方はサービスエリアのようですね。では売店や食堂や給油所があればサービスエリアという事なんでしょうか。一概にはそう言えないようです。レストランや給油所などの充実した施設があってもパーキングエリアという場所もあるからです。
都心から埼玉と群馬を経て新潟方面に伸びている関越道、その中にある三芳パーキングエリア(埼玉県)はサービスエリア並みの規模となっています。レストランや給油所はもちろん、EV用の充電施設まであります。関越道の基点の練馬ICから14キロのところにあり、最初の休憩施設です。この付近は関越道の中でも特に交通量の多い区間に位置していますので利用者も多く、施設の内容も充実していきました。しかし、パーキングエリアです。
ではパーキングエリアとサービスエリアの違いはどこにあるのでしょうか? サービスエリアは約50kmごと、パーキングエリアは約15kmごとを目安に造られています。高速道路を建設した時にどちらにするのかが決まります。そして一度できあがれば、その後に変わることはないのです。
三芳パーキングエリアができたのは1971年です。今から48年前になります。関越道の基点から14kmのところにありますので、当時はパーキングエリアとして造ったものの、時代と共に利用者が増えていって、それに対応するために施設を充実していったらサービスエリアのようになってしまったということです。パーキングエリアからサービスエリアに名前を変えても良さそうですがそうはしないんですね。
高速を走っていて、パーキングエリアに行ってみたらトイレと自販機しかなかったということもありますし、行ってみたらフードコートやレストラン、お土産屋などあり驚いたこともあります。ですからパーキングエリアでも規模は様々ですね。