写真:wikipediaから参照
現在日本のプロ野球は12球団あり、セ・リーグとパ・リーグで構成されています。
セ・リーグ→読売ジャイアンツ・東京ヤクルトスワローズ・中日ドラゴンズ・広島東洋カープ・横浜DeNAベイスターズ・阪神タイガースの6チーム
パ・リーグ→千葉ロッテマリーンズ・福岡ソフトバンクホークス・東北楽天イーグルス・埼玉西武ライオンズ・北海道日本ハムファイターズ・オリックスバッファローズの6チーム
なぜ日本には12球団しかないのでしょうか。ちなみにメジャーは30球団があります。といってもアメリカの人口は3億人を超えていて日本の人口の約3倍ですので、人口比率にしたら同じくらいかもしれません。そして30球団のうち1球団はカナダ(トロント・ブルージェイズ)にあります。
もし球団を増やすとしたらどの都市にできるでしょうか。東京や大阪などの大都市圏にはすでに多くの球団がありますので、候補に挙げるとすれば新潟・石川・静岡・岡山・愛媛・京都・沖縄などでしょうか。
新潟・石川・愛媛では移動が大変になります。球団は飛行機や新幹線をチャーターしているのではなく一般の乗客と一緒の交通機関で移動していますので、そうなるとナイトゲームが終わって朝移動しようとしたら乗り継ぎの良いダイヤが無い可能性があります。次の日のゲームに間に合わないかもしれません。
沖縄は台風が頻繁に来ますので飛行機が飛ばない可能性があります。約130試合のうち何回かは選手たちが移動できない日があるかもしれませんね。岡山は広島カープと阪神タイガースの人気球団に挟まれていますので、立地は良いのですが、集客という面では未知数ですね。
比較的京都と静岡は移動のしやすい場所ですが、京都には設備の整った球場がありません。新たに球場を造ろうとしたら遺跡とか出てきて中止になりそうですね…。静岡は草薙球場を改修すれば行けるかもしれません。
あとは地方都市に、財政面で支援できる企業があるかどうかというのも考える必要があります。広島東洋カープは地方都市の球団ですがマツダという大企業がサポートしていますので運営が可能になります。何かとお金は大事ですからね。
その他の障害としては、それぞれのリーグに2チームずつ割り当てないと、試合ができないチームができてしまいます。いきなり16チームにするには現状では難しいのかもしれません。ということで、今の12球団でうまくまとまっているということですね。