写真:wikipediaから引用
Netflixって会社を皆さんはご存知でしょうか?CMでも宣伝していますのでご存知の方も多いかもしれませんね。
Netflixという会社は1997年に設立されたアメリカ合衆国のオンラインDVDレンタル及び映像ストリーミング配信事業会社です。もともとNetflixは、日本でもTSUTAYAやゲオなどのレンタルDVDの会社と同じ形態の会社でしたが、2007年に時代の流れを察してストリーミング配信のサービスを開始しています。そして「Amazon Prime Video」や「Hulu」と同じく定額で動画を視聴できるサービスを展開しています。
この会社の規模がすごく、190ヵ国に1億5千万人の会員数を持っています。日本の人口を超えているんですよね。また製作費も1.3兆円と桁違いの金額を使っています。それゆえ独自コンテンツの出来も良く、各国で数多くの賞を受賞もしくはノミネートされています。
「YouTube」もそうですが、高度なレコメンド機能も備わっています。これは自分が見たドラマや映画に似た作品を自動でおすすめしてくれる機能です。個人視聴履歴だけでなく、他の会員の視聴履歴のアルゴリズムを活用することで、世界各国ではユーザーの75%がレコメンド結果から視聴しているという結果が出ています。ですから自分にとって面白い動画をたくさん見ることができます。
こう見ると、Netflixはテレビとは全然違う分野であることが分かります。テレビは視聴率を求めています。多くの人に視聴されやすい番組をゴールデンタイムに持っていこうとしますが、Netflixなどのストリーミング配信なら朝だろうが夜だろうがいつでも視聴可能です。録画も一切必要ありません。もちろん見逃しもありません。好きな時に好きな番組を見ることができます。5Gになればストリーミングが途中で途切れることもないでしょう。
Netflixの会員数は現時点でアメリカでは6000万人、日本では300万人となっています。アメリカにおいてはすでに飽和状態ですので日本を含め海外の会員数の獲得に乗り出しています。最近、嵐のドキュメンタリー番組をNetflixが独占配信するというニュースが載っていました。嵐の会員数もかなりいますので、Netflixにとっても新規の会員獲得が見込めます。
ジャニーズ側にしてみてもテレビ会社ではなくNetflixと契約を結ぶことによって、海外のファンを獲得することができます。今までは日本のジャニーズでしたが、今後は世界にも目を向けているのかもしれません。
このように考えると、テレビ業界は一定数のニーズはあるにしても、時代の変化と共にますます窮地に追い込まれて行くのではないでしょうか…。