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なんで日本の高速道路はこんなにも高いの?

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多くの方は「なんで高速道路ってあんなに高いんだろう?」と思ったことがあるはずです。1時間ほど走っただけでも数千円徴収されてしまいます。そして民主党政権時代に高速道路無償化を一瞬だけでも経験した方なら、今の高速代金はとてつもなく高く感じるはずです。

 

高速料金がこんなに高いのは日本だけなのでしょうか?国交省によると有料の国はフランス、スペイン、ポルトガル、イタリア、中国、韓国などの国が挙げられています。日本だけではないようですね。しかし料金に差がありました。

 

例えばネクスコ中日本のHPを見ると、1キロ当たり普通車24.6円と記載されています。長大トンネル区間は39.36円に跳ね上がります(ETC割引あり)。各国はいかがでしょうか。フランス1キロ当たり乗用車7.8円、イタリア1キロ当たり乗用車5.8円、スペイン1キロ当たり乗用車9円、ポルトガル1キロ当たり乗用車9円、韓国1キロ当たり乗用車5円、中国1キロ当たり乗用車4円、と日本に比べてだいぶお安いですね…。

 

ドイツ、イギリス、オーストラリア、アメリカなどの国は、高速料金は一部を除き無償です。経済的に裕福で、土地が平坦であることが高速料金を無償を実現させているようです。

 

では、なぜ日本の高速料金はこんなに高いのでしょうか?地形を考えてみましょう。日本は島国であるとともに、国土の約73%を山地が占める山国でもあります。山が多いということはトンネルを掘らなくてはいけません。また山があれば谷もありますので高架にしなければならない箇所も出てきます。ジェットコースターのように高速道路が極端なアップダウンをするわけにはいきません。

 

また、地価が高いというのも挙げられます。田舎ならまだしも人が住んでいるところに道路を造ろうとすれば土地を購入し、移転費用なども捻出しなければなりません。かなりの費用がかかるのです。

 

また日本は災害大国です。火山の噴火、地震、津波、台風、雪害、洪水や土砂災害などいろいろな災害に見舞われています。国土面積の割には大きな災害に見舞われる国です。特に地震は他国に比べ大きいのが来ます。ですから道路を造る際にも耐震が優れているものでなければなりません。これら災害が多いゆえ日々のメンテナンスや補修は欠かせないのです。

 

50年後には高速料金を無償にすると政府は言っていますが、まぁおそらく無理だと思われます。ですから高いですが高速料金は払い続けるしかなさそうです…。

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