写真は上高地
平成30年度中に総務省の調査（各都道府県及び市町村の移住相談窓口等において受け付けた相談件数）によると、1位が長野県で、2位が新潟県、3位が北海道という順番になっています。長野県は移住先として毎年上位に位置しています。なぜ長野県はそんなに人気なのでしょうか？
①自然が豊か
長野県は海なし県です。しかしそのデメリットをカバーするほどの雄大な自然が楽しめます。北アルプス、中央アルプス、南アルプスなど標高の高い山に囲まれた県でダイナミックな景観を楽しめます。平地が少ない山岳県と言えるでしょう。それでも美ヶ原・上高地・軽井沢・霧ヶ峰・志賀高原・菅平高原・蓼科高原・乗鞍高原など、標高が高い場所にある高原もたくさんあります。とても風光明媚な場所です。また県内には海がありませんので津波の心配はありませんね。
②首都圏や中京圏から程よく近い
長野県は首都圏と中京圏の間に位置する県です。長野駅から東京駅までなら新幹線を使って約1時間半で着きます。松本駅から新宿駅までは約2時間半で着きます。長野県の南に位置する飯田市から名古屋までは高速バスを使えば2時間で着きます。また、高速道路も中央自動車道、長野自動車道、上信越自動車道とアクセスが良いところです。
③晴天率の高さ
移住するとなると気候は重要ですね。長野県は寒いですが、夏は意外にカラッとしていますし、そして雨も少ないです。雪が降るイメージがありますが、南信州（飯田市）などはさほど雪は降りません。
④ブランドイメージがある
長野と言えばどこを思い浮かべるでしょうか。軽井沢や白馬、安曇野や上高地などが有名ですね。爽やかな高原やスキー、避暑地など良いイメージを多くの人が持っています。そういったことも移住を考慮する理由なのではないでしょうか。
⑤温泉がある
日本各地に温泉はありますが、山に囲まれている長野県もたくさんの温泉があります。別所温泉、鹿教湯温泉、白骨温泉、野澤温泉、湯田中渋温泉、戸倉上山田温泉など、優れた泉質を持つ温泉地がたくさんあります。
このように長野県の魅力を考えていきました。移住するには良い場所かもしれませんね。しかし住み始めたらデメリットも見えてくるでしょう。冬は雪が降りますし、東京に比べて寒さも厳しいです。マイナス10度もざらではありません。田舎特有の閉そく感もあります。住んでみて「やはり無理」と感じる方もいるでしょう。こればっかりは住んでみないとメリット、デメリットは分からないですね。
