〇〇世代、よく耳にする言葉ですね。自分は何世代に該当するんだろうか、と考えたこともあるかもしれません。今回は「世代」について調べてみました。
大正世代
大正元年(1912年)7月30日から大正15年(1926年)12月25日までの15年間(大正時代)に誕生した世代のこと。大正世代は15年しかありませんので、昭和に入ってもみんな成人しない世代です。大正生まれの人は、成人したと思ったら日中戦争や太平洋戦争があり、戦死者が多い世代です。
昭和一桁
この世代は、昭和元年(1926年)12月25日から昭和9年(1934年)末日までの8年7日間の世代です。なんともざっくりとしたくくりですね。世界恐慌の最中に生まれ、戦時体制に少年期を送った世代です。つらい子供時代を過ごしていますね。「火垂るの墓」をイメージできるかもしれません。その世代です。
焼け跡世代
昭和10年(1935年)4月2日から昭和22年(1947年 )4月1日までに生まれた世代で、幼少期と少年期を防空壕と焼け跡の中で過ごし、飢餓や経済的困窮、放射性被害など戦争による被害に苦しんだ世代です。父親を戦死や戦災で亡くし、母子家庭での生活を強いられた者も多い世代で、厳しい子供時代を経験しています。
団塊の世代
昭和22年(1947年)〜昭和24年(1949年)に生まれで、戦後世代でもあります。戦時中は出産を見送りした反動や、戦地から帰ってきた多くの男性が結婚したこと、刑法で堕胎罪があったこともあり、3年の間で多くの子供が生まれた世代です。
しらけ世代
1960年代の日本は学生運動が激しかったですが、その反動からかしらけ世代は政治的に無関心で、1980年代には、世相などに関心が薄く、何においても熱くなりきれずに興が冷めた傍観者のように振る舞っています。また、真面目な行いをすることが格好悪いと考える若者もいました。
バブル世代
日本で、おおむねバブル景気の時期に就職した世代で、企業の大量一括採用で多くの大卒者が大手企業に就職できた時代でした。1965年から1970年頃に生まれた人が該当します。人当たりがやわらかく世渡り上手な点や、消費を好む点がバブル世代の大きな特徴となっています。
氷河期世代
バブル経済が崩壊した後に就職活動を行って、大きく影響を受けた年代のことです。失われた世代やロスジェネ世代と言われることもあります。この世代は大卒でも就職活動が厳しく、有効求人倍率が1.0%を切った年も続きました。就職難民・派遣労働者・フリーター・ニート・ひきこもりなどは、氷河期世代の実態をあらわす言葉として用いられてきました。かわいそうな世代ですね。
ゆとり世代
ゆとり教育を受けた世代。1987年4月2日から2004年4月1日生まれを指します。授業時間数の減少が学力低下を招いたとされており、何かとやり玉に挙げられがちだが、会社や上司との関係はドライで自分の時間を大切にし、ワークライフバランスを権利として主張する傾向が強い世代でもあります。
さとり世代
1987年から2004年生まれの人で、ゆとり世代と同じ時期で、この世代の特徴は「欲が無い」「恋愛に興味が無い」「車に興味がない」「旅行に行かない」といったことなどが典型例として指摘される。不況下の日本しか知らない。
Z世代
もともとはアメリカで用いられていた言葉で、概ね1990年代中盤から2000年代終盤までに生まれた世代を指します。生まれた時からインターネットが普及していて、高速インターネット、スマートフォン、ビデオ・オン・デマンド(VOD)、さまざまなゲーム機器、そしてSNSの存在が当たり前のように存在していました。
今回は世代について考えていきました。皆さんはどの世代に該当するでしょうか。時代と共に世代の特徴も変化していっているのは面白いですね。