鉄道の最北端は稚内駅(JR北海道宗谷本線)、最東端は東根室駅(JR北海道根室本線)、最南端は西大山駅(JR九州指宿枕崎線)、最西端はたびら平戸口駅(松浦鉄道西九州線)になります。しかし日本においてモノレールは分類上鉄道扱いですので、そうなると最南端は赤嶺駅(沖縄都市モノレール線)、最西端は那覇空港駅(沖縄都市モノレール線)になります。
鉄道だと何となくどこにあるかイメージが付くかもしれませんが、バスとなると「ん~どこなんだろう?」と考えてしまいますね。今回は、最果てにある東西南北のバス停について考えます。
最北端
日本の最北といえば宗谷岬です。稚内に行ったら多くの旅行者はここを訪れるでしょう。同様に日本最北のバス停も宗谷岬にある「宗谷岬バス停」です。ここには「日本最北端の地」と書かれている記念碑が建っていて、晴れている日には約43km離れたサハリン島が見ることができます。
最東端
最東端は根室にある納沙布岬です。こちらも有名な観光地ですね。本来であれば「北方領土にあるバス停で…」と言いたいところですが、現状では「納沙布岬バス停」になります。ここには北方領土返還を祈念するモニュメント「四島(しま)のかけ橋」や、根室市北方領土資料館があります。
最西端
沖縄県与那国島にあるバス停が最西端になります。島の西側にある、久部良(くぶら)という集落にある「久部良港バス停」が日本最西端のバス停です。運行しているのは「最西端観光」という会社で、いかにもという名前ですね。しかし運営は与那国町のため、誰でも無料で利用することができるお得なバスでもあります。
最南端
沖縄県西表島にあるバス停で、西表島交通が運行しています。西表島のバスは1路線しかなく、この路線の一番南にある「豊原バス停」が日本の最南端のバス停になります。
今回は東西南北の最果てにあるバス停を取り上げました。これらのバス停に行くのは鉄道以上に難しそうですね。特に与那国島の久部良港バス停と、西表島の豊原バス停は難易度高めです。2つの島を結ぶ船や飛行機が無いので、石垣島を経由する必要があるからです。制覇した時には達成感も味わえそうですね。