もし車が自動運転化されたら未来はどうなるんだろうと考えることはありますか?まだ実際に走っているところを見ていないので、イメージするのが難しいかもしれませんが、私たちの生活が一変することは分かります。では、車の自動運転化が進むことでどんなメリットがあるのでしょうか。
●事故の減少
ブレーキとアクセルを踏み間違え、よそ見、飲酒運転などの事故を減少させることができます。人間によるミスは無くなります。
●乗員の規制がなくなる
法がどうなるか分かりませんが、自動運転なので子供や老人、無免許の人、全盲や肢体不自由な障害者、酔っぱらいなどでも乗ることができる。
●人件費削減&運転手不足の解消につながる
バス、トラック、タクシーにおいて運転手がいらないので人件費が削減でき、同時に運転手不足から解消される。
●行動範囲が広がる
自動で運転してくれるので、渋滞や長時間運転による負担が減少される。
車が自動運転になればたくさんのメリットがありますね。しかしデメリットも存在します。解決しなければならない大きなハードルも存在します。どんなものがあるでしょうか。
●車載コンピューターの不具合
ソフトウェアが壊れたり、ウイルスにやられたら、車が走る凶器になってしまうかもしれません。そして自動運転によって事故が起こった場合、責任は誰にあるのかという問題が生じます。
●技術的な問題
地図が古くなった場合、正確に走ることができるのか。また信号機が故障し、手信号やジェスチャーになった時に正確な運転ができるかどうかも課題ですね。また工事やイベントなどで交通規制が行なわれた場合にきちんと変更できるか、という問題もあります。
●犯罪に使われる危険性
危険物や爆発物を積んで爆発させることができたら、走る火薬庫状態になってしまいます。爆発すれば大惨事になってしまいますし、犯罪者はノーリスクで車を標的に向かわせることができてしまいます。
このようにデメリットも考えると、本当にすべての問題をクリアできないと公道での走行は難しいかもしれません。自動運転を行なうにあたり、高速道路よりも一般道路を走らせる方がはるかに難しいです。飛び出しなど瞬時に対処しなければならない事象が多々ありますので、開発する側は苦労すると思います。
私たちは「いつ走るんだろう」「いくらで売り出されるのだろう」などを考えてしまうかもしれませんが、実際に無人で走らせるためにはまだまだやるべきことがあるんでしょうね。
各国が競争して開発している無人運転車。いつ走り出すか分かりませんが、すべての問題がクリアされて売り出されるようになったら私たちの生活は一変することは間違いありません。今後が楽しみです。