皆さんサブスクリプション(subscription)という言葉を耳にしたことはありますか?
これは、新聞や雑誌などの「定期購読」を意味する英語ですが、現在においては「定額で継続して提供されるサービス」として用いられている言葉です。
「定額制」という言葉は今までも聴いていましたが、サブスクリプションは最近聞くようになりましたね。
矢野経済研究所によると、2018年度の国内のサブスクリプションサービス市場規模(消費者支払額ベース)は5,627億3,600万円で、2019年度は6,485億8,200万円に拡大し、2023年度には8,623億5,000万円に達すると予測しています。日本においてはまだまだ成長分野であることが分かります。
音楽を例にすると、以前は曲を聴くためにはCDを購入しなければなりませんでしたが、最近では「Apple Music」や「Spotify」などに月額料を支払うことで曲が聴き放題になります。そうなるとCDを購入しなくてもよくなりますよね。
このような定額制サービスは音楽だけではありません。いろいろなサービスが展開されています。
動画 Hulu(フールー)、Netflix(ネットフリックス)、YouTube Premium(ユーチューブ プレミアム)
本 楽天マガジン、dマガジン、Kindle Unlimited(キンドル アンリミテッド)、ブックパス
ファッション MECHAKARI(メチャカリ)、leeap(リープ)
レストラン 野郎ラーメン、coffee mafia(コーヒー マフィア)、Quramoto753(クラモト ナナゴーサン)
コインランドリー Araeru(アラエル)
お酒 KURANDO CLUB(クランド クラブ)、THE STELLA(ザ ステラ)、Home
Tap(ホームタップ)、saketaku(サケタク)
住宅シェアサービス ADDress(アドレス)
自動車 KINTO ONE・KINTO SELECT(キント ワン・キント セレクト)、NOREL(ノレル)
このほかにもこのようなサービスを提供している企業や店はあります。利用者のメリットとしては、利用頻度が高ければとてもお得なサービスになります。試してみて「何か違うかな?」と思ったら、いつでも解約ができるのもメリットですね。お手軽な料金でサービスを受けられるので、自分の興味の幅を広げることもできます。
私もAmazonMusicを利用していますが、適当に流していたら懐かしい曲やお気に入りの曲も見つけることができました。自分ならこの曲を購入ことはないものも、定額制だと気兼ねなく利用できます。この便利さを覚えるとやめられませんね。サービスにもよりますが、これからは物を「所有する」から「利用する」に変化しているのかもしれません。