貴殿のふとした疑問に答えるブログ

ふと疑問に思う「なぜ?」「どうして?」「〇〇って何?」に答えるブログです。

災害が自分に降りかかる確率って何%?

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皆さんは今までで大きな災害に遭ったことはありますか?災害と言っても地震、火災、台風、交通事故など多岐にわたります。ですから皆さんおそらく100%の確率で災害に直面しているはずです。あとは程度もしくは規模の問題です。

 

内閣府のHPに載せられていた興味深いデータがありました。それは「今後30年以内にあう自然災害や事故などの発生確率との比較」というものです。このデータは文部科学省地震調査研究推進本部地震調査委員会で出されたものです(22文字…長いですね)。どの災害が30年以内に起きるかを示しています。

 

・台風が通過→100%(台風が都道府県庁所在地から半径30km以内を通過する確率)

・交通事故で負傷→24%

・火災で被災→1.9%

・大雨で被災→0.5%

・台風で被災→0.48%

・交通事故で死亡→0.2%

・航空機事故で死亡→0.002%

 

という確率を出しています。台風の通過が100%というのは分かりますが、交通事故で負傷24%はかなりの確率で、約4人に1人は負傷するということになります。さて、これらの災害の確率があるものと比較されています。それは地震です。

 

例えば、茨城県沖(日本海溝沿い)でマグニチュード7~7.5程度の地震が30年以内に起こる確率は80%です。相模トラフでマグニチュード7程度の地震が起こる確率は70%です。南海トラフに至ってはマグニチュード8~9クラスの地震が起こる確率が70%~80%となっています。これらはいずれも海溝型地震で、東日本大震災はこれにあたります。地震の規模によっては大津波を引き起こします。

 

このほか直下型地震もあります。これは内陸型地震とも呼ばれていて、阪神淡路大震災は直下型地震になります。マグニチュードは海溝型地震に比べて小さめですが、陸地の真下が震源になるため震源の浅いところでは大きな被害を起こします。日本における活断層は2000以上です。どこにいても直下型地震が起こり得ます。こちらは津波ではなく建物の倒壊による被害が挙げられるでしょう。首都直下地震が生じると東京は壊滅的な被害が出るでしょう。最悪の場合、死者2万3,000人、経済被害は95兆円に達すると試算されています。確率は今後30年で70%とされています。

 

こうなると、私達はどこに住んでいようと地震を含む災害からだれも逃れることは出来ません。ですからできることを行なっていたいと思います。例えば、地震に耐える家に住む、避難場所を話し合っておく、防災グッズを用意する、津波が来るなら高台にすぐに避難する、など災害に備えた準備しておきたいものです。災害があった時にすぐに行動できるように「準備8割、本番2割」これを当てはめてゆきましょう。大事なのは事前の準備です。

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