日本で一番有名な路線と言えば山手線でしょう。東京、品川、渋谷、新宿、池袋などの巨大ターミナルをつないでいる環状線です。それらの駅は日本でもトップクラスの乗車人員を誇ります。そんな全国的にも有名な駅が多い山手線ですが、乗車人員の少ない山手線の駅となるとよく分からないかもしれません。今回は山手線における乗車人員ワーストの駅がどのくらいの実力なのかを見ていきます（JR東日本が公表している2020年の統計を参照）。
第5位 駒込駅 35,245人
東京メトロ南北線の乗り換えが可能です。駅の南側には六義園（りくぎえん）という大きな日本庭園があり、隣りの巣鴨駅も近いため、乗車人員も少ない駅となっています。ちなみに駒込駅のホーム沿いにはツツジが植えられていて、時期になるとツツジの花が咲き誇ります。駒込駅の乗車人員と田端駅の乗車人員は、1,000人の差でほぼほぼ同じですね。
第4位 田端駅 34,278人
JR京浜東北線の乗り換えが可能です。田端駅の東側には広大な尾久車両基地があり、たくさんの電車が置いてあります。そのため、鉄道好きにはたまらないスポットでもあります。加えて、JR東日本の東京支社もあります。鉄道に関連する施設が多いのが特徴です。似たような乗車人員の駅は人になります。観光客でごった返す鎌倉駅でさえ28,591人ですので、そう考えると田端駅もなかなかのものです。。
第3位 目白駅 21,536人
駅周辺は高級住宅街でもありますので、大きなオフィスビルが無く乗車人員も少ないようです。しかし、駅の東側にはすぐに学習院大学、学習院中・高等科があり、朝夕には学生の利用が多い駅となっています。似たような乗車人員の駅は水戸駅の22,175人になります。
第2位 鶯谷駅 17,913人
JR京浜東北線の乗り換えが可能です。駅の西側は霊園となっているので、乗車人員が少ないのかもしれません。ちなみにこの霊園には徳川将軍家の霊廟があります。駅の東側はラブホ街を形成しています。鶯谷駅の乗車人員よりも少ない都市では新幹線も停まる長野駅の13,831人になり、鶯谷駅のポテンシャルの高さが伺えます。
第1位 高輪ゲートウェイ駅 6,785人
JR京浜東北線の乗り換えが可能です。また、京浜急行と都営浅草線の泉岳寺駅も乗り換え可能となっています。2020年に開業した山手線の中でも一番新しい駅です。しかしまだ暫定開業で、2024年に駅前の高層ビル群とともに本開業予定となっていますので、乗車人員は増えることが予想されます。数年後にはこの順位も変わるかもしれませんね。似たような乗車人員の駅は多くの観光客が訪れる熱海駅の6,745人になります。
地方都市と比べても引けを取らないところは、やはり山手線の駅と言えます。
