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日本一低い場所に存在する駅はどこ?

東武亀戸線

高い場所を走る鉄道や駅は取り上げられることがありますが、低い場所を走る鉄道や駅となると知らない方は多いのではないでしょうか。今回は日本一低地にある駅を見ていきたいと思います。

 

低い場所といえば地下です。地下鉄を含め、日本には多くの地下駅が存在しています。その中で一番低い駅はどこかと言うと吉岡海底駅です。名前からいって海の中にあることが分かります。吉岡海底駅は海面下149.5mにある駅です。しかし「そんな海の底を走る鉄道ってあったっけ?」と疑問に思うかもしれません。

 

実は、吉岡海底駅とは青森と北海道を結んでいる青函トンネルの中にある駅になります。ただし、この駅は一般の旅客が使うための駅ではありません。トンネル内での火災や地震など非常の際の待避所として設けられている駅ですので、イベント以外では降りることは出来ません。

 

話を戻して、地上にある駅で一番低い場所にある駅はどこでしょうか。それは愛知県弥富市にある弥富駅です。この駅はJRと名鉄が隣り合っています。弥富駅がある場所は名古屋から三重に至る地域で、日本でも有数のゼロメートル地帯となっています。木曽川河口付近に位置する弥富駅の標高はマイナス0.93mで、それを売りにしているのかJR弥富駅のプラットホーム上に「地上で日本一低い駅」と書かれている標識が立っています。

 

JR弥富駅から南に100mほど行くと近鉄弥富駅があります。さらに海側になりますので、もしかしたら近鉄弥富駅の方が低いかもしれませんが、正確な資料はありません。

 

弥富駅が地上駅の中で一番低い場所にある駅です、と言いたいのですが新たな駅が出現しました。それが東京都江東区にある東武亀戸線が走る亀戸水神駅です。公式には出ていませんが標高マイナス2mということで断トツの1位です。国土地理院が出している地図を見ると亀戸水神駅がある場所がマイナス2mだったのです。

 

もともと東京下町は標高がマイナスのところが多いのですが、地下水のくみ上げによって地盤沈下を起こしてしまい、さらに下がってしまったのです。亀戸水神駅も作られた当初はもう少し高い位置だったのかもしれませんが、次第に沈下してしまったようです。でも、公式に発表してはいませんので、亀戸水神駅は日本で一番低い地上駅とされています。

 

ということで、どの駅が一番低いかということでは、公式をとるか、非公式をとるかで分かれますね。

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