特急や各駅停車などとは違い、「鈍行」という種別はありません。なので鈍行には決まった定義はありませんが、各駅停車や普通列車を指すことが多いです。対義語は「急行」になります。鈍行は名前の通り「のろい」イメージが付きます。
私は新幹線や特急には乗らずにあえて鈍行の旅をすることがあります。しかし妻に言わせれば、乗ってる時間が長い、乗り換えが多いなど不評です。たしかに時間もかかるので敬遠されがちではあります。そこで今回は鈍行で旅をするメリットを紹介します。
1.安価な運賃
鈍行列車は、急行や特急列車に比べて運賃が安いため、予算が限られている人や長距離移動をする人にとっては、負担の少ない選択肢となります。JRが出している「青春18きっぷ」はかなりお得ですね。
2.景色を楽しめる
鈍行列車は、急行列車や特急列車よりも速度が遅いため、途中の景色をゆっくりと楽しむことができます。特に、山岳地帯や海岸沿いなど、自然の美しい風景が広がる地域では、鈍行列車の窓からの景色を楽しむことができます。只見線や五能線は最高でした。
3.乗り降りが自由
鈍行列車は、停車する駅が多いため、途中の駅で自由に乗り降りすることができます。急いでいない場合や、途中の地域で観光したり、食事を楽しんだりすることもできます。
4.地域の人々との出会い
鈍行列車は、地域の人々が利用する場合が多いため、地元の人々との出会いが期待できます。地域の人々から、その地域の情報やおすすめのスポットなどを聞くことができるかもしれません。
5.車内のゆとり
鈍行列車は、ロングシートが多いからか急行列車や特急列車に比べて車内が広く、ゆとりがあります。また、速達列車に比べて混雑が少なく、座席に座ってゆっくりと過ごすことができます。
6.時間の有効活用
鈍行列車は、急行列車や特急列車よりも時間がかかるため、その時間を有効活用することができます。たとえば、読書や勉強、作業などを行うことができます。
7.ローカルな雰囲気を味わえる
鈍行列車は、その地域のローカルな雰囲気を味わうことができます。途中の駅で降りて、地元の人々と交流することもできます。また、鈍行列車は、その地域の歴史や文化を知ることができる機会でもあります。
8.ゆっくりとした旅の体験
鈍行列車は、その名の通り、ゆっくりとした旅の体験を提供してくれます。急いでいない時間があるときには、鈍行列車に乗って、のんびりと旅を楽しむこともできます。
幾つか挙げましたがいかがでしょうか。メリットと感じるかは人それぞれでしょう。目的地に着いてからが旅の始まりではなく、目的地までも旅の一部ととらえるなら案外楽しめるかもしれません。