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境港市ってどんなとこ?

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皆さん境港(さかいみなと)ってご存知ですか?知らない方の方が多いと思うのですが… 境港の方ごめんなさい。

 というのも、境港市は鳥取県の西の端にあるとても小さな市で、鳥取県内で最も人口が少ない市なんです。でも人口密度は山陰地方最多という日本版シンガポールや香港みたいなところ?です。

 

なぜ今回この境港市にスポットを当てたかというと、とても小さな市でありながら興味深い土地でもあるからです。どんな特色があるのでしょうか。

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境港を聞いたことがないという方でも、「ゲゲゲの鬼太郎」は知っているのではないでしょうか。その作者である水木しげるさんの出身地の街です。ですからいたるところに妖怪がいました。マンホールや看板やベンチ、はたまた列車(境線)にも描かれています。これは鬼太郎列車と言われています。まさに妖怪押しの街と言っていいでしょう。妖怪やお化けが嫌いな人には地獄みたいなところかもしれませんが…

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 さて、この境港市は妖怪だけではありません。じつは漁業もすごいところなんです。皆さんはマグロと聞くとどこを思い浮かびますか?たぶん大間(青森)や焼津(静岡)をイメージしますよね。ここ境港市もマグロが獲れるんです。過去4回マグロ水揚げ量1位を取ったこともあるんです。すごいですね。

 

その他にもベニズワイガニの水揚げ日本一です。マグロにカニに贅沢ですね。たしかに日本海側はズワイガニが良く取れますよね。 

ん?でもベニズワイガニとズワイガニはどう違うのでしょうか。

  • ズワイガニ→水深200m-400mに生息していて、底曳き網漁(海底に網を入れて船で曳き、入った魚やカニを引き揚げるやり方です)を用います。獲ったときは茶色ですが、ゆでると赤くなります。
  • ベニズワイガニ→水深500m-2500mの深海に生息していていて、かにカゴ漁(かにカゴを約2日程海底に沈め、カニが入ったのち引き上げます。)を用います。最初から赤いです。

 

ズワイガニの方が身入りが良いので高級です。1杯で数万円するものもあります。ベニズワイガニの方は、身がズワイガニに比べ少なく水分が多いのでカニフレークや缶詰などの加工用に用いられることが多いようです。美味しいには変わりはありませんがね。

 

※ちなみにカニの呼び方ですが、生きているカニは匹を用います。生きていないカニは杯を用います!

 

境港市に話を戻しましょう。ここは漁港だけでなく、フェリー乗り場もあります。ここから韓国経由でロシアまで行けるんです。船でロシアで行けるなんて最近まで知りませんでした。

境港 ↔ 韓国の東海(トンへ) ↔ ロシアのウラジオストク

 

皆さんいかがでしたか。小さい市である境港、でも大きな特色を持った街でもあります。近くには米子空港がありアクセスもいいですし、車で20分くらいのところに皆生温泉(かいけおんせん)もあります。のんびりできるところですので一度訪れてみてはいかがでしょうか?

 

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