甲子園。高校野球を行なう者たちにとって特別な意味を持つ場所です。春と夏になればテレビを通して連日熱戦を見ることができます。プロ野球とは違った泥臭さや青春を感じられるのも高校野球の醍醐味ですね。金属バットとボールが当たったときの音は何とも心地いい音がします。
しかし、なぜ高校野球では木製ではなく金属バットを使っているのでしょうか。
大きな問題は予算の関係と言えるでしょう。木製のバットは大体10000円前後で売られています。対して金属製のバットは大体20000円前後で売られています。金属製の方が値段は高いですがまず折れるということはありません。
木製の場合はそうはいきません。バットの芯を外されたりすると容易に折れてしまいます。プロ野球の試合を見ていても「バキッ!」と折れる場面を見ることがありますよね。年に1本折れるくらいなら予算的には問題ないですが、ミートの下手な選手だと年間に何本も折ってしまうこともあるでしょう。そうなると金属製のバットの方が経済的と言えます。
野球の道具はバットだけではありません。硬式のボールは1000円近くにもなりますし、グラブも50000円位します。ですからせめてバットだけでも折れないものにしよう、と言うことですかね。もし木製バットにしてしまうなら年間プラス十万円では済まないでしょう。
木製を使わないのはそれだけではありません。折れたバットや破片がグラウンドに飛んでくることがあります。ピッチャーや内野手からしてみれば恐怖そのものでしかありませんよね。金属なら折れて飛んでくることはありませんので、その点では安心です(バットがすっぽ抜けて飛んでくることは無しとして…)。
さて、もう一つは「なぜ野球部員は坊主なのか」というものです。実は日本高等学校野球連盟(高野連)の規定では、「坊主でなければならない」というものはありません。そのため坊主にしない学校もあります。
しかし高校野球=坊主の図式が出来上がっています。自主的に坊主にするからにはメリットがあるからでしょう。私なりに考えてみました。
①蒸れない。帽子やヘルメットをかぶれば夏場は当然蒸れます。髪があると蒸れも倍増しますし、髪形は汗でぺちゃんこ。なら坊主の方がいいですね。
②髪を気にすることなくプレーに集中できる。髪があればかき上げたり、髪形を整えたりします。坊主ならその心配はありません。プレーだけに集中できます。
③清々しい。甲子園で長髪やドレッドの選手がいたらイメージが狂いますよね。坊主だからこそ爽やかさなどがあるのかもしれません。真夏の炎天下の中、日焼けした坊主頭を見ると「頑張れ!」と応援したくなります。
今回は高校野球関連の話でした。皆さんのひいきのチームはどこでしょうか。