貴殿のふとした疑問に答えるブログ

ふと疑問に思う「なぜ?」「どうして?」「〇〇って何?」に答えるブログです。

JRの中で日本一駅の密度が高い路線はどこ?

f:id:pointia:20200824000154j:plain

私鉄に乗っていると、駅を出発したらすぐに隣りの駅につくことはよくあります。というか駅で待っていると次に停まる駅が見えるときもあります。例えば長崎県の松浦鉄道西九州線の中佐世保駅~佐世保中央駅の距離は200メートルですので、歩いても苦は無いですね。東京でいえば東急池上線の五反田駅~大崎広小路間が約300メートルです。こちらも短いですね。

 

今回はJRで、しかも路線の駅の密度です。JRは私鉄よりも駅間の距離が長く感じます。その中でも、路線として駅の密度が高いものを挙げていきたいと思います。

 

駅間の距離が日本一短いJR路線は横浜と川崎の臨海部にある鶴見線になります。工場地帯を走っていて通勤路線として活躍しています。通勤と言っても工場の従業員が利用する特殊な路線ですので、神奈川県に住んでいても鶴見線に乗ったことが無いという方も多いのではないでしょうか。観光地などは無いですからね。本線の鶴見~扇町は7.0kmあります。支線の浅野~海芝浦は1.7km、もう一つの支線は武蔵白石~大川で1.0kmです。本線の駅間距離は平均0.78kmでJRとしてはとても短い間隔で駅が設置されています。

 

2番目に駅間の密度が高い路線は、大阪環状線になります。21.7kmの間に19の駅が設置されており、駅間の距離の平均は1.14kmです。

 

3位は地方路線になります。鳥取県の米子~境港まで走る境線になります。17.9kmの間に16の駅が設置されており、駅間距離は平均1.19kmになります。

 

4位は広島県を走る可部線です。横川~可部の距離は14.0kmで、その間に12駅設置されています。駅間距離は平均1.27kmになります。

 

5位は山手線です。正式な山手線は品川~渋谷~新宿~池袋~田端になります。この距離が20.6kmでその間に17駅が設置されています。駅間距離の平均は1.29kmです。環状運転での山手線は1周が34.5kmで、30駅で割ると1.15kmになり、ほぼ大阪環状線と同じになります。

 

上記の路線に共通しているのは、駅間距離の短い路線は営業キロ数も短いという点です。長距離で乗るのは疲れそうですね。

 

ちなみに飯田線は豊橋(愛知)~辰野(長野)までを結ぶローカル線です。営業距離は195.7kmと長いのですが、その間に94駅も設置されており平均駅間距離は2.1kmになります。この路線は駅間距離は短いのに、営業キロ数はとてつもなく長いという特別な路線です。乗り通すと6時間以上かかります。鉄道好きでないと修行でしかありませんが、景色の良さや秘境駅などもありますので、飯田線を乗るのを目的としてみるのもいいのではないでしょうか。

にほんブログ村 教育ブログ 社会科教育へ
にほんブログ村