写真はwikipediaから引用
日本でも北海道と沖縄が文化も気候も全く違うように、日本より広大なアメリカも地域によってかなりの違いがあります。日本人の多くの人が知っているのはニューヨーク、ボストン、シアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルスなどの都市でしょう。
大きな都市はだいたい東海岸と西海岸に分かれています。東海岸にはボストン、ニューヨーク、フィラデルフィア、ワシントンDC、マイアミなどがあります。西海岸にはシアトル、ロサンゼルス、サンフランシスコなどがあります。
ボストンがあるマサチューセッツ州、近隣のメイン州、ニューハンプシャー州、バーモント州、ロードアイランド州、コネチカット州などをニューイングランドと呼ばれています。イギリスからやってきたプロテスタントの影響や伝統を受けている土地柄で、教育熱心で勤勉な気質です。寒い地域でもあります。
ニューヨークは東部最大の産業都市で、ブロードウェイミュージカルなどエンターテインメントでも有名ですね。ウォール街もあり金融の街としての機能もあります。多くの人を魅了する華やかな都市です。
アメリカの南部に行けば、アトランタやニューオリンズなど最初の方で開拓されてきた土地になります。黒人も多く南部独特の料理や文化や音楽を楽しめる場所となっています。
南東に下るとフロリダ州になります。大都市マイアミなどに行くと気候的にも暖かく、南国の雰囲気を醸し出しています。中南米の玄関口でもありますのでラテン系の人たちが多くいます。
西海岸のロサンゼルスは20世紀になってから急速に成長していきます。ロスで有名なのはハリウッド映画ですね。アジア系の人も多く、ラテン系とくにメキシコ人の移民が多いです。サンフランシスコにはIT企業が本拠を構えるシリコンバレーがあります。アップルやグーグルなどもここに本社があります。
ちょっと内陸に行ってネバダ州に行けばカジノで有名なラスベガスがあり、西海岸の最北のワシントン州のシアトルにはアマゾンやマイクロソフト、ボーイングやスターバックスなどの大企業が本社を構えています。イチローがいるシアトルマリナーズはここにある球団になります。
アメリカの真ん中にある中部はハートランドと呼ばれています。この地域では小麦やトウモロコシ、酪農が盛んな場所となっています。アメリカの中ではカトリックの人が多い地域でもあります。田舎のイメージがある地域ですが、シカゴやデトロイト、セントルイスやミネアポリスなどの大都市もあり、一昔前までは工業でも盛んな地域でもありました。
おおざっぱではありますが、アメリカの地域の特徴を見てみました。地域によって文化も習慣も違いますので、いろいろな地域に行ってみると新たな発見ができるかもしれません。