先日、静岡県三島市にある柿田川湧水公園という所に行ってきました。ここには富士山の雪解け水が何十年とかけて湧いている公園です。透き通った冷たい水が湧き出ているので、真夏にしては涼しげな場所でもある、子供たちも水辺で遊んでいます。しかしそれに反して至る所で木にとまったセミが鳴きまくっています。
私はセミを触れません。見た目がグロく、そして死んだと思っていてもいきなり動き出すという技もありビックリします。嫌悪感が増しますね。昔から虫は苦手でしたが、まだ子供のころの方が大丈夫でした。ダンゴムシを丸めてみたりトンボをつまんでみたりしていましたが、今は積極的に触ろうとは思いません。特にハネが生えて飛ぶ昆虫が苦手です。
よく現代っ子は虫が苦手と言いますが、それはなぜでしょうか。いくつかの理由が挙げられるでしょう。
①そもそも親が触れない&虫嫌い
子供は親の背中を見て育つとも言いますが、親が虫を嫌悪していると子供も虫は悪いもの、汚いものととらえ、虫嫌いになるともいえるでしょう。まさにうちの親がそうでした。
②住環境の変化
多くの人が高気密住宅に住むようになり、家の中に虫が現れる状況も少なくなっています。虫に物理的に触れる機会が減少すれば虫が未知のものと感じ怖がってしまうでしょう。海外に住んでいた際に機密の悪い家に住んでいたせいか、巨大なゴキブリやムカデが現れ夫婦で悲鳴をあげたのを鮮明に記憶しています。日本も昔の家ではたくさん現れたんでしょうね。
③虫に関する無知
虫には毒がある、虫に触ると噛まれる、虫は汚い、など虫に関する正しい知識が無いために敬遠してしまうことがあるでしょう。しかしヒアリなどのように小さくても怖い虫もいるので何でも触っていいわけではないですが…。
④人間とは違うフォルムや機能がある
手足がいっぱいある、読めない動きをする、など人間にはない動きを虫はします。可愛いと感じる方も一定数いますが、犬や猫の愛らしさとは違うものです。あまりに人間の姿とはかけ離れていますので気持ちが悪いという感覚を持つのでしょう。ムカデとかなんであんなに脚があるんだよ!と突っ込みたくなるくらいザワザワ脚を動かしています。率直にきもいと言わざるをえません。私は。
環境の変化と共に、虫に触れる機会が減っていっている現代。触れる人が少なくなっているので、部屋の中に虫が出たとき素手でつまむことが出来れば勇者になれるかもしれませんね。