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コミューター航空会社を利用するメリット・デメリットとは?

写真はwikipediaから参照 与那国空港に駐機するDHC-8-Q100

コミューター航空とは何でしょうか。それは地方都市と地方都市の短距離を小型機で結ぶ航空会社のことです。どのくらいの規模かというと、「客席数が100席以下かつ最大離陸重量が50トン以下の航空機での定期的旅客輸送」を意味するとされています。しかし一般的には10~30人乗りの小型航空機で近距離を結んでいる航空会社をさしています。さて、日本でもたくさん飛んでいるコミューターですが、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

 

もともとコミューター航空はアメリカで発達したものでした。アメリカは国土が広く、町が点在していましたので町と町を結ぶためにコミューターが活躍しました。最初は4~6人乗りの空のタクシーとよばれる小さな航空機が始まりでしたが、現在では世界中で飛ぶようになりました。

 

日本では、1980年代から飛ぶようになり、伊丹を本拠地とするジェイエアや沖縄の離島間を行き来する琉球エアーコミューターなどが次々と飛ぶようになりました。

 

コミューターのメリットについて考えてみましょう。日本の地図を思い出してみてください。狭い国土の割に山間部が多い日本では都市間を移動する際、山を迂回しなければなりません。そのため、道路や鉄道などの陸上の交通手段に比べて、飛行機だと目的地に早く到着できるというメリットがあります。山の上を飛べるのは大きいですね。

 

また、日本は島国で多くの離島を有しています。とりわけ鹿児島県や沖縄県には本島から距離の離れている島が多いので、コミューターは高速で飛ぶことができるのでとても重宝されます。

 

加えて、ボーイング777、ボーイング787、エアバス350、エアバス380など多くの人が乗れるような大きめの飛行機だと、出発までの準備に1,2時間擁してしまいますが。コミューターで使われる機体であれば30分前後で準備ができ飛ぶことができますので、回転率が高くなります。すなわち1日に便数を多く設定できるというメリットがあります。

 

では、デメリットは何でしょうか。料金の高さがあげられます。鉄道や船に比べてやはり割高になってしまいます。それでも時間はかなり短縮することができますので、金銭的に余裕がある方は問題ないかもしれません。

 

また、悪天候になると運休になりやすいのもデメリットにあげられるでしょう。そこは船でも同じかもしれませんが、鉄道やバスであれば多少の悪天候であっても問題なく動きますので、予定が立てやすいかもしれません。しかしコミューターではビジネスや旅の足として利用するには課題が多いですね。

 

今回は、コミューター航空会社のメリットとデメリットを考えました。

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