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長寿でギネスに載っている人はチョコレート好きだったの?

チョコレートが好きな方は世界中に多くいます。板チョコだけでなく、加工品やケーキ、飲み物など色々なものにチョコレートは使われています。甘くておいしいですが、実は健康にも良い食べ物としても有名です。今回は長寿のギネスを持つ人がチョコレート好きであった話をします。

 

チョコレートはカカオポリフェノールが含まれていて、肌を酸化させてしまう活性酸素を除去する働きがあります。美肌に良いんですね。またカカオプロテインというのも含まれており、お通じを良くする効果もあります。また血液をサラサラにしてくれます。といっても、一般的なチョコレートだと砂糖がたくさん使われていて食べすぎると健康には良くありませんので、「カカオ70%以上」の高カカオの商品を選びましょう。

 

健康に良いチョコレートですが、ギネスの長寿者たちもチョコレートが大好きだったようです。122歳まで生きたフランス人のジャンヌ・カルマンという人はギネスの最高齢記録保持者でもありますが、なんと1週間に約1キロのチョコレートを食べていたと言われています。さらに、3番目の長寿者として知られるアメリカ人のサラ・クナウスも119歳で亡くなるまでチョコレートが大好物であったとのことです。

 

2人が健康的な生活を送っていたかと言えば、そうではありませんでした。ジャンヌ・カルマンは117歳までタバコを吸っていましたし、サラ・クナウスは野菜が大嫌いだったようですので、長寿の秘訣を聞かれた時に彼女は「嫌いな野菜を無理に食べないこと」と述べています。2人が長生きできたのは、少なからずチョコレートの力もあったのかもしれませんが、「別にチョコレートを食べていたから2人は長生きできたわけではない」と言われるかもいるでしょう。確かに2人が偶然好きだったものの中にチョコレートが含まれていただけだったのかもしれません。

 

今でこそチョコレートと言えばお菓子やスイーツというイメージですが、チョコレートの原料のカカオはむかし「神の食べ物」と呼ばれていた時代があり、万能薬として用いられていました。アステカ皇帝(現在のメキシコ)は健康維持、または不老長寿のためにカカオと薬草をブレンドした飲み物を飲んでいたとのことですので、昔からカカオは健康に良い食べ物の一つであったことは確かですね。

 

今回は、チョコレートと長寿の関係について少し考えました。たくさんチョコレートを食べて100歳以上生きられるかと言われると疑問ですが、もし食べるならカカオ70%以上のチョコレートを選びましょう。苦いので食べるのが嫌にならなければの話ですが…

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