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飛行機に乗る際、不便な深夜早朝便があるのはなぜ?

海外旅行に行く時、何時くらいの便に乗りたいと思いますか?どこに住んでいるかにもよりますが、空港までの交通手段とかを考えると、お昼から夕方くらいまでがベストな時間と考える方が多いのではないでしょうか。深夜や早朝だと交通手段がない場合があり、長時間空港で待機しなければならなくなるからです。でも現に深夜早朝便は海外を含めてたくさん飛んでいます。そのような設定がされているのはなぜでしょうか。

 

コロナ禍なので飛んでいる飛行機は少ないですが、羽田のタイムテーブルを見ると、21:55ホノルル(ハワイ)、22:05イスタンブール(トルコ)、22:20シドニー(オーストラリア)、22:55ロサンゼルス(アメリカ)、22:55シンガポール、0:05バンコク(タイ)、1:25ホーチミン(ベトナム)、5:25台北(台湾)があります。コロナ前はヨーロッパ、北米便もありましたね。

 

羽田の場合は、朝から夜まで国内線がたくさん飛んでいます。そのため外国便はどうしても空きのある深夜早朝の時間帯になってしまいます。この場合は空港のスケジュールの問題ですね。成田の場合は深夜早朝の時間帯は飛行禁止となっています。

 

制限のない海外の空港でも深夜早朝便がたくさん飛んでいます。普通この時間帯は利用者としてはかなり使いづらい便です。それゆえ航空会社は値段を下げてでも乗ってもらいたいと思っています。航空会社としても昼間に飛ばしたいと思っていますが、1時間に離発着できる回数が決まっていますので、なんでもかんでも好きな時間に飛ばせるわけではありません。どうしても深夜早朝になってしまうことがあります。

 

また、行き先の時差も関係しています。いくら昼間の便にしたとしても着いた先が真夜中とかだと交通手段も無ければ、ホテルにも行けませんので、時差の関係で離陸の時間を深夜早朝にしている場合があります。

 

加えて、機材のやりくりもあります。例えば、東南アジア便だと同じ機体を往復させることがあります。日本を深夜に出れば、相手国に早朝着きます。数時間待機させ、相手国を午前に出発すれば午後に日本に到着します。また深夜に出発するというように、どっちかが不便で、どっちかが利用しやすい時間帯になるのです。高額な機体を何機も購入いて運用することは出来ませんのでどうしようもないですね。

 

他の理由としては、昼間が暑い場合に飛行機を飛ばそうとすると、空気が薄くなり機体の揚力が低下します。そうすると重い荷物や燃料を積んでいる場合、飛べなくなる恐れがあります。なので、気温が低い深夜早朝の時間帯に飛ばすことがあります。これは暑い国が該当しますね。

 

今回は、深夜早朝便があるのはなぜかを考えました。安く設定されていることがありますので、元気な方はこっちの便を利用するのはどうでしょうか。

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