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空港内で走っているバスって、普段使っているバスとどこが違うの?

写真はWikipediaから参照 ランプバス

皆さんは、空港内で走っているバスに乗ったことはありますか。このバスを「ランプバス」と言いまして、空港ターミナルビルから遠く離れた駐機場にいる機体までの移動手段として使われるバスのことです。なんだか普段乗っているバスとは見た目からして違いそうですね。ではどんな違いがあるのでしょうか。

 

空港内で走っているランプバスは道路交通法が適用されませんので、ナンバープレートは付いていません。その代わり空港が管理するための独自のナンバープレートを付けて走ります。

 

ランプバスは、路線バスに比べて乗降扉が大きいのが特徴です。一度にたくさんの乗客を乗せますので、扉が大きい方が良いのです。そして路線バスと違うのが料金を徴収する必要がありませんので、料金箱などの機器類を付けなくて済み、乗降扉のスペースを広くとることができるのです。

 

また、路線バスに比べて座席も少なくなっています。なぜなら空港内で走っている時間はせいぜい5分くらいです。路線バスのように30分も走るわけではありませんので、座席を設置するより、車内スペースを優先した造りになっているのです。

 

ランプバスは車高が低いです。乗り降りしやすいという理由もありますが、路線バスとは違い坂道を走るわけではありませんし、でこぼこした道路もありません。敷地内のフラットな道を走ればいいだけですのでバスも車高を低くすることができるのです。

 

加えて、路線バスに比べて長いです。車内空間をとれますし、街中を走るわけではないので小回りを気にすることなく走ることができます。

 

同じバスでも、仕様が違っているんですね。では、どうしたらランプバスに乗れるのでしょうか。飛行機に乗る際、ボーディング・ブリッジばかり、と言う方もいるでしょう。ランプバスは、LALやANAのようにフルサービス・キャリアの航空会社よりLCC(格安航空会社)の方が遭遇率は高いです。なぜならターミナル前に機体を停めてボーディング・ブリッジを使うより、沖止めにした方が使用料は安いからです。その際にランプバスに乗れます。

 

ランプバスに乗ることで見られる景色があります。それは、自分が乗る飛行機を間近に眺めることができるのです。迫力があって良いですよね。もしランプバスに乗る機会がありましたら、細部まで観察してみるのも楽しいかもしれません。

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