答え:これといった観光地やグルメが乏しく、近くの県に人が流れてしまうから
魅力度ランキングで最下位常連の県である茨城県。「茨城県」といえば皆さんはどんなイメージを持っていますか?納豆・偕楽園の梅・水戸黄門・袋田の滝・アンコウ・牛久の大仏などでしょうか。「なんだ、色々あるじゃん」と思いますよね。しかしアンケート結果にもあるように、多くの人にとって茨城県に魅力を感じていないようです。そもそも上記の観光地やグルメが茨城のものであることを知らない方もいるかも知れません。かくいう私も以前千葉県に住んでいましたが、隣りの県なのに茨城県に遊びに行ったことは一度しかありませんでしたし、隣りの県だったので茨城のことを少し知っているにすぎません。
ではなぜ茨城県は人を引き付ける魅力が薄いのでしょうか。もし皆さんがグルメ旅をしようとしたときに、「よっしゃー納豆食うぞー!」と思ったときにわざわざ水戸まで行こう!となるでしょうか?多くの方は近所のスーパーで買って食べるに違いありません。また、地方の人が関東に旅行に行く計画を立てたとき、茨城の奥にある袋田の滝に行こう!となるでしょうか?そこに魅力を感じているなら行くかもしれませんが、せっかく関東に出てきたのであれば東京や神奈川や千葉に行く方が多いのではないでしょうか。これらの県には人を呼び寄せる観光地がたくさんあるからです。
千葉県→ディズニーランド、房総半島 (温暖で花や魚介類が有名)
神奈川県→中華街、みなとみらい、箱根、湘南、鎌倉 (異文化が色濃く残る)
東京都→浅草、渋谷、スカイツリー、東京タワー…まだまだたくさん。
こんなに大きく人を引き付ける観光地が近くにあれば、この3県に人が集まるのも無理はありません。移動時間をかけずにいくつかのスポットを回ることもできます。これらの観光地はアクセスも抜群ですしね。そして上記の観光地は1つのスポットというよりか、観光地&グルメ&歴史など複合的なものが合わさっているので魅力度も増すのかもしれません。
ということは、茨城県の魅力を増すために観光地へのアクセスを良くすることや、観光スポット単体ではなく、そこにグルメや歴史や文化など織り交ぜることで魅力度を増すことができるのではないかと思います。
茨城県には素晴らしい景色や美味しい食べ物などたくさんあります。まだ多くの人にその良さが見つかっていないだけなのです。国策によってこれから外国人も増えていきます。SNSの拡散で人が大挙してくるかもしれません。そう考えるなら混雑していない今、茨城県に行って知られていない魅力を先取りするのがいいのかもしれませんね!