貴殿のふとした疑問に答えるブログ

ふと疑問に思う「なぜ?」「どうして?」「〇〇って何?」に答えるブログです。

LCCではなくMCCって何?

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LCCというのを聞いたことのある方は多いでしょう。LCCは格安航空会社のことで、ローコストキャリア(Low-cost carrier)と言われています。エアアジアやバニラエアーなどが有名ですね!大手に比べてサービスや快適性は劣りますが、運賃が安いなどの特色があります。

 

日本で大手と言えばJALやANAのことを指します。これらは「フルサービスキャリア」とか「レガシーキャリア」などと呼ばれています。従来型の旅客サービスを提供している航空会社のことで、複数の座席クラス(ファースト・ビジネス・エコノミーなど)を提供し、機内食や飲料も運賃に含めて提供していることが多いです。

 

ではMCCとは何でしょうか。初めて聞く方もおられるのではないでしょうか。MCCとは、ミドル・コスト・キャリア(middle-cost carrier)という意味です。言葉の通り、ANAやJALよりは料金が安く、LCCよりは高いというものです。該当する航空会社としては、スターフライヤー、スカイマーク、ソラシドエア、エアドゥなどです。←これらはLCCではないんですね。

 

LCCだと座席指定料金がかかりますが、MCCはJALやANAと同じく追加で支払う必要がありません。家族や友人たちと乗る場合には良いですよね。

 

座席も場合によっては大手よりも広い場合があります。
会社にもよりますが、A320の大手のシートピッチが大体約79センチ、LCCが約73センチ、ソラシドエア(MCC)が約81センチ、スターフライヤー(MCC)に至っては約86センチです。スターフライヤーはとても広いですね。

 

ちなみにこのスターフライヤー、コンセプトを"ホスピタリティ"を掲げています。ですから座席にヘッドレストやフットレストを装備し、全席に個人モニター、コンセントも設置しています。それゆえ人気の航空会社です。

 

荷物に関してですが、MCCは大手と似ていて、機内持ち込みが10kg、預入荷物が20kgまで無料の会社が多く、追加の料金が発生する可能性が少ないのはうれしいですね。

 

あと忘れてはならないのが離発着空港です。LCCは成田空港を使用しますが、MCCは羽田空港を使用します。成田に近い方以外は羽田の方が便利ですし、交通費も安く上がります。トータルではLCCよりMCCの方が安い場合もあるに違いありません。安い航空券だけで買わない方がいいかもしれません。

 

LCCの台頭で航空業界も競争の波にさらされていますが、MCCはあまり目立ちませんが、サービスと安さのバランスが総じて良いように感じられます。みなさんも飛行機に乗られる機会がありましたら、MCCの存在を思い出してみてください。

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