貴殿のふとした疑問に答えるブログ

ふと疑問に思う「なぜ?」「どうして?」「〇〇って何?」に答えるブログです。

年賀状の発行枚数ってどのくらい? これから増える?減る?

f:id:pointia:20200109215036j:plain

正月に妻の実家に帰省しました。その時に義理の父が自宅のポストから年賀状を取り出していて、「そういえば年賀状って正月に届いていたな…」と感じました。私は年賀状を書きませんのでポストから年賀状を取り出している光景を懐かしく思ってしまいました。

 

そこで年賀状の枚数は以前に比べてどうなっているのか調べてみました。日本郵便のプレスリリースを調べたところ、2020年用の年賀葉書の発行枚数は23億5000万枚ということでした。意外にも多いんだなという感想です。でもこの数字は果たして多いのでしょうか。

 

年賀状の発行枚数のピークは2003年で、44億5936万枚でした。ということはこの17年に間で約半分にまで減少してしまったということになります。なんとなく気付いていましたがこんなにも減っていたんですね。

 

最近「年賀状スルー」という言葉を聞くようになりました。意味としては「年賀状を出さないでおく」ということです。なんで出さなくなったのでしょうか。年賀状を出さない理由として「1枚63円は高い」「SNSならタダ」「住所や氏名を知らない」などが挙げられています。

 

インターネットが普及したことや、デジタルネイティブ世代が大人になったことで年賀状を出す人が減ったのでしょう。若い人にも買ってもらえるようにCMで嵐を起用してはいますが、年賀状の需要は今後も減少してゆき、発行枚数も減っていくものと考えられます。これも時代の流れですね。

 

ちなみに義理の父に聞いたところ、年々届く年賀状は少なくなっていると言っていました。義父は70代ですので、同じ年代の友人や同僚が亡くなっているせいで届く枚数も減っているようです。中には、「高齢になったため年賀状は今年限りとさせていただきます」という内容のものもあるそうです。確かに一人一人の住所や氏名を書くのは大変ですものね。

 

年賀状が届くと正月が来たなと感じる一方、ほとんど連絡を取っていない友人から年賀状が届くと何となく微妙ですよね。煩わしいと感じている方も少なくないでしょう。データが示す通り、年賀状文化は衰退していっています。販売枚数が減るということは日本郵便の売り上げも減っているということになります。日本郵便は上場していませんので投資対象にはなりませんが、日本郵政グループの経営には影響が出てきますね。

 

ちなみに、日本郵便のリリースによると、年賀状が元旦(1月1日)に届く枚数は12億8700万枚だそうです。発行枚数の約半分が元旦に届いているということになります。

にほんブログ村 教育ブログ 社会科教育へ
にほんブログ村