貴殿のふとした疑問に答えるブログ

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バスタ新宿のデータを見てみよう

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バスタ新宿とは新宿駅のすぐ目の前にあるバスターミナルの事です。新宿高速バスターミナルとも言われています。国土交通省道路局のバスタ新宿の資料を見ますと、平均利用者数:2.8万人/日 平均発着便数:約1,470便/日(H28.7.1~H29.7.31)となっています。

 

このバスタ新宿は2016年に開業した比較的新しいバスターミナルです。バスタ新宿が出来るまでは新宿駅周辺にバス停留所が19も分散していました。利用者にとってみれば不便極まりないですよね。それで利用者の利便性も考えて国土交通省が主体となって造られるようになったのがバスタ新宿です。日本各地からこのバスタ新宿目掛けて多くのバスが集うことになりました。北は青森、西は福岡からやってきます。

 

バスタ新宿の利用者が多い方面はどこでしょうか。国土交通省が出しているデータによる利用者数ランキングです。
(H28.4.4~H29.5.31)

 

1位 河口湖 98.1万人
2位 大阪 88.0万人
3位 箱根 78.1万人
4位 名古屋 73.2万人
5位 松本 66.0万人
6位 羽田空港 63.3万人
7位 仙台 62.1万人
8位 飯田 54.6万人
9位 木更津 49.0万人
10位 甲府 49.0万人

 

圧倒的に中央道方面が多いですね。河口湖は富士山目当ての外国人が利用しますし、河口湖の近くには富士急ハイランドもありますので若い人の利用も多いいんでしょうね。8位の飯田も鉄道だと時間がかかりますが、バスだと乗り換えもなく早いので支持を得ていますね。

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地域別利用者で見ると、1位は長野県(長野、松本、飯田)、山梨県(甲府)。2位は富士山方面(富士山5合目、河口湖、箱根、御殿場)になります。長野方面は、JR特急の「あずさ」も混んでいますが、データを見るとバスの利用も多いことが分かります。

3位以降は関東、近畿、中部、東北、羽田成田、北陸、中国、四国、九州の順になっています。

 

やはり新宿駅は世界一の乗降客数を誇るだけあって、バスの利用者も半端ないですね。

 

ちなみに新宿で乗客を降ろしたバスたち(回送車)はどこに行くのでしょうか。自社あるいはグループ会社の都内車庫に入庫するのもあれば、共同運行会社(元・共同運行も含む)の都内車庫に入庫したりもします。もし共同運行をしていなければどこかの駐車場を借りるか、他社の車庫を借ります。そして時間になればバスタ新宿に戻ってくるのです。

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