芸術の都と言えば真っ先に思い浮かべるのはフランス・パリだと思います。芸術の歴史も長いことに加え、芸術文化施設が充実しているのも理由にあたります。世界で一番入場者の多いルーヴル美術館や印象派好きにはたまらないオルセー美術館、オペラ座などもあり、芸術を楽しまれる方にとっては最高の場所です。しかし芸術と言っても色々あります。他にどんな都市があるのでしょうか。
音楽でいえばオーストリア・ウィーンでしょう。ベートーヴェンやモーツァルトをはじめ、数多くの作曲家が活躍した場所なので音楽の都と言われています。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地でもあります。
バレエの街と言えばロシア・モスクワになります。チャイコフスキーが作曲した「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」「白鳥の湖」が有名ですね。
ファッションの街ならイタリア・ミラノでしょう。高級ブティックの店が多く、ミラノ・サローネやミラノコレクションなどの展示会が開催される地です。イタリアの中でも精練された雰囲気があり、オシャレに着飾っている人も多く感じます。
ミュージカルの街ならアメリカ・ニューヨークです。ブロードウェイは通りの名前ですが、ミュージカルの代名詞にもなっています。アラジン、オペラ座の怪人、ライオンキング、シカゴなど数々の作品が上映されています。
やはり芸術=欧米となっています。それぞれが長い歴史の中で独自の芸術文化を育み、世界中から観光客や芸術家たちが集まる魅力的な場所となっているのです。では、他の大陸はどうでしょうか。
東京も芸術施設の豊富な都市で、世界的に有名な美術館や博物館、劇場、音楽ホールが数多くあり、多様な芸術文化が展開されています。中国・北京も長年王朝の都があった場所なので芸術の都とも言えます。故宮博物院や北京市美術館、国家大劇院など、世界的に有名な文化施設が数多くあります。インドネシアのバリ島もヒンドゥー教寺院やバリ舞踊、バリ画など、伝統的な芸術文化が根付いています。
エジプト・カイロには、古代エジプト文明の遺跡やイスラム美術、現代アートなど、多彩な芸術文化が融合した都市となっています。モロッコ・タンジェは、ジブラルタル海峡に面していてアフリカとヨーロッパの文化交流の拠点になっていることから、文学や映画などの芸術文化が栄えています。
アルゼンチン・ブエノスアイレスは、タンゴとタンゴ音楽の発祥地で、世界的なタンゴフェスティバルが行われます。またヨーロッパの影響が大きな街なので美術館や博物館も多くアート先進国でもあります。
今回は世界各地の芸術の街を紹介しました。芸術と言っても絵画や音楽やファッションなど様々なものがあります。コロナの影響が薄くなってきましたので、いろいろな街に行って芸術に触れてみたいですね。