多くの人が鶏肉を食べています。照り焼きチキン、唐揚げ、チキンカレー、親子丼…想像しただけでお腹がグーグー鳴ってしまいますよね。日本のみならずニワトリは世界中で飼育され、食べられている動物なのです。今日は、そんなニワトリが愛されている理由を考えていきます。
1:飛べないから飼育しやすい!
ペンギンやダチョウなどを除けば、鳥はどれも飛ぶイメージがあります。実際ニワトリも飛べます。でも体重が重いので低い位置でしか飛ぶことは出来ません。それも数メートルなので、飛んでどこかに行ってしまうことはありません。飛べないから逃げられないニワトリは、とっても飼育しやすい家畜でした。これが、ニワトリが世界中に広まった理由の一つと考えられています。
2:美味しい!栄養満点!
鶏肉は、牛肉や豚肉に比べて脂肪が少なく、淡白な味わいが特徴です。どんな料理にも合わせやすいので、世界中の料理で重宝されています。さらに、鶏肉にはタンパク質やビタミンB群が豊富に含まれているので、健康的な食生活にも欠かせない食材です。近年はダイエットをしている人にも人気ですね。
3:可食部が多い!無駄が少ない!
鶏肉は、体のほとんどの部分を食べること ができます。ムネ肉、モモ肉、ささみ、手羽先、ぼんじり、砂肝、レバーなど食べることができます。それだけでなく、卵も栄養満点で美味しい食材ですよね。このように、可食部が多いニワトリは、とても効率的な動物と言えるのです。
4:食のタブーに触れない
宗教上の理由や文化背景のため、牛肉や豚肉は食べられない国もあります。イスラム教では豚肉は食べません。またインドやネパールに多数存在しているヒンズー教徒は牛肉を食べません。鶏肉は「食のタブー」に触れることが少ないということも世界中で食されている理由の一つといえます。
このように、ニワトリは飛べない、美味しい、可食部が多い、食のタブーに触れないという4つの理由から、世界中で飼育され、食べられているのです。2017年には、日本における鶏肉消費量が豚肉を越えて消費量1位になりました。比較的安価で、高たんぱく低カロリーなのがいいですね。
ニワトリは、私たちに食料だけでなく、羽毛や卵など様々なものを提供してくれる、とっても大切な存在です。これからも、ニワトリに感謝しながら、美味しく、そして大切に頂きたいと思います。