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インバウンドって何?

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インバウンド(inbound)という言葉ここ数年で耳にするようになりましたね。元々この言葉は「外から中に入り込む」という意味がありますが、一般的に外国人の訪日旅行の意味で使われることが多くなっています。ですからインバウンド=訪日外国人旅行とも言えます。インバウンドの対義語はアウトバウンド(outbound)で日本からの海外旅行者のことを言います。

 

インバウンドは観光やマーティング、広告、ITなど幅広い業界で使われる言葉です。今回は訪日外国人の動向について考えたいと思います。

 

2018年に日本に来た外国人は3119万人になりました。2013年には1036万でしたので、たった5年で訪日外国人が3倍にまで増えているんです。すごい増加率ですね。

 

観光庁の調べによると、2018年に日本に訪れた外国人は、中国人838万人、韓国人754万人、台湾人456万人、香港人221万人…と続いてゆきます。アジアからの来訪者が多いことが分かります。中国人はビザを緩和した事でここ数年増えてきました。国としては2020年のオリンピックの年には4000万人を見込んでいるようです。こりゃまだまだ増えますね…

 

このように急激に外国人が増加していますので、日本側の受け入れ態勢が整っていないようです。外国人が、日本への不満を感じている1位は英語が通じないという点を挙げています。特に公共交通機関を使う際に、誰かに尋ねたくても英語が分からない日本人が多いようです。しかしこればっかりは仕方ないですよね。日本人は英語を苦手としていますし…

 

また、無料公衆無線LAN環境が整っていないことへの不満も挙げています。今の時代ネットは必需品ですが、それがつながらないとなると、検索したくても出来ませんし、電子決済も行えません。いろいろな不具合が生じてきます。この整備も急務です。

 

あと、最近よく聞くのがホテル不足という問題です。5年間で2000万人も急激に増えたら、そりゃホテルや旅館も足りなくなるわけですよ。おかげに人手不足もあって、ホテルや旅館を増やそうにも簡単には増やせないのが現状です。ホテルや旅館によっては外国人を受け入れて対応しているところもあります。

 

これからもまだまだ外国人は増えてゆくでしょう。東京、大阪、京都などはどこを見ても外国人だらけです。最近の外国人は地方にも足を運んでいるようですが、目にする機会は増えました。それによって弊害もあることでしょう。外国人を増やすことで観光収入が入ってきますが、環境や人々の生活が脅かされているのも事実です。バランスをとるのって難しいですね…

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