貴殿のふとした疑問に答えるブログ

ふと疑問に思う「なぜ?」「どうして?」「〇〇って何?」に答えるブログです。

丸の内ってどんなところ?

f:id:pointia:20190508235541j:plain

10年位前にネットで「丸の内のOLが選んだYシャツ」というものを買いました。品質は最悪でしたが、なんで「丸の内のOLなんだ?」と感じました。別に新宿でも渋谷でもよさそうなのに…。ということで今回東京駅のド真ん中「丸の内」について考えてみたいと思います。

 

丸の内のある場所は千代田区にあり、東京駅と皇居に挟まれた土地になります。少し北に歩けば「大手町」という場所になります。この2つは共にオフィス街を形成しています。丸の内にはマンションなどの住宅や終夜営業の店が殆ど無いため、昼間人口と夜間人口の差が極端なのが特徴となっています。

 

丸の内には大手銀行や大企業のビルが建ち並び、日本の金融・経済の中心地の一つとなっています。日本一のビジネス街と言っても過言ではありません。会社の規模もすごく、日立製作所、新日本製鐵、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループ、出光興産など日本を代表する大企業が、丸の内に本社を構えています。

 

そして丸の内を語る上で忘れてはいけないのが、「三菱」です。この会社も日本を代表する大企業ですね。丸の内には三菱グループの会社がたくさんあります。明治23年、政府から丸の内の土地購入の打診があり三菱財閥の2代目、岩崎弥之助率いる「三菱社」が120万円で丸の内の土地を購入しました。約10万坪の草地であったことから明治時代には「三菱ケ原」と呼ばれ、そうした歴史的な経緯から三菱グループ各社の本社が集中し、「三菱村」とも呼ばれています。←wikipedia参照

 

三菱商事、三菱UFJフィナンシャルグループ、三菱電機、三菱UFJリース、三菱製紙、三菱ケミカル、日本郵船、東京海上日動などです。よく「組織の三菱」と呼ばれることがありますが、このように一つの場所に大企業の本社が集まっているのを見ると、たしかに横の結び付きは強そうですね。

 

2002年以降の丸の内は再開発が進み、新たにビルがいくつも建設されています。その旗振りをしているのが不動産大手(デベロッパー)の三菱地所です。1990年代まではただのオフィス街でしたが、「丸の内再構築」を掲げ、ブランドショップや美術館などの文化施設も作っていきました。そのような努力もあって、現在は昼だけでなく夜や休日も多くの人で賑わう場所になったのです。東京駅もリニューアルされ夜景もとてもきれいです。

 

丸の内はこれからも少しづつ変化してゆくことでしょう。立地の良さもありますし、ブランド力もあります。20年で大きく様変わりしましたので、今後どのように街が変化していくのか楽しみです。

にほんブログ村 教育ブログ 社会科教育へ
にほんブログ村