貴殿のふとした疑問に答えるブログ

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なぜ修学旅行は京都や奈良なの?理由はあるの?

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歴史好きの私は京都や奈良などの歴史を感じられる場所は大好きですが、そう感じることができたのは大人になってから。学生の頃はお寺や神社など興味はありませんでした。たぶん現在の多くの学生たちも神社仏閣を巡ることにワクワク感を抱いている子は少ないのではないでしょうか。ではなぜ京都や奈良が定番の修学旅行先になっているのでしょうか。

 

まず「修学旅行」の意義は「旅行を通して学問をおさめること。現地で学んで知識を得ること」です。ですから旅行とはいえ勉学の一環になります。そのような目的があるなら修学旅行にディズニーランドやUSJなどのテーマパークはあまり当てはまりませんね。

 

京都や奈良が選ばれる理由の大きな要因は、両都市は日本の代表的な古都であり、歴史的・文化的に学ぶものが多いことが挙げられます。飛鳥時代、平安時代、室町時代、江戸時代の歴史や建築物が揃っています。日本の歴史上の重要な出来事がたくさん起こったのもこの地域です。

 

また、インフラが整っているのも選ばれる要因かもしれません。東京からも新幹線で2時間乗っていれば京都に着いてしまいます。市内も地下鉄やバスがたくさん走っていますので、学生だけで移動するとしてもあまり心配はないですね。宿泊施設もたくさんあるのもメリットです。

 

神社仏閣を巡るのは学生たちにとって苦痛かもしれませんが、京都であれば清水寺や嵐山周辺、奈良であれば東大寺周辺は数多くの土産物屋や飲食店が立ち並んでいます。学生はお寺よりもお店の方が興味あるかもしれませんね。そのような店舗が多いのも京都や奈良が選ばれる理由かもしれません。ただ清水寺までの道中は学生や外国人でいつもごった返していますけど。

 

このように京都や奈良に行く学校が多いのにはきちんとした理由があったのです。ちなみに現在でも京都や奈良に行く学校は多いですが、飛行機を利用して沖縄や広島や長崎の場合もあります。これらの都市に行く理由は平和学習という意味合いがあるようです。ちなみに私が中学生の時の修学旅行先は長野県でした(千葉に在住)。上高地や松本城や旧開智学校(明治時代初期の擬洋風建築の校舎)などの自然や歴史を感じられる場所に行き、一応修学?してきました...

 

お寺に興味はなくても、移動中の友達との会話や宿泊先での枕投げなど、修学旅行全体を通して思い出や友情など何かしらを学んで帰ってきてくれればいいのかもしれませんね。

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