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そういえば高級食パンってどうなったの? 近所にも変わった名前のパン屋が…

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みなさんは高級食パンを食べたことがあるでしょうか。耳まで柔らかくそのまま食べて美味しい食パンです。一時期、店舗前に行列を作っていましたね。予約制にしていても1週間先まで待たないと買えないなど一躍大ブームになっていました。最近の高級食パン屋はどんな感じなのでしょうか。

 

そもそも高級食パンのブームはどのように始まったのでしょうか。始まりは2013年あたりになります。それもセブンイレブンが発売した「金の食パン」でした。食パンはスーパーに行くと100円前後で売られています。しかし、この金の食パンは250円という強気な価格設定で販売したのですが、発売から4か月で1,500万個を売り上げ、高級食パンのブームの火付け役となったのです。その後、「乃が美」などの食パン専門店が登場し、ブームを後押ししていきました。

 

2018年には「銀座 に志かわ」も登場し、「乃が美」と共に人気店となっています。しかし変わった名前の食パン専門店がたくさん登場しています。例えば、「乃木坂な妻たち」「でぶぱん」「考えた人すごいわ」「誰にもあげない」「街がざわついた」「君は食パンなんて食べない」「生とサザンと完熟ボディ」「夜にパオーン」「あらやだ奥さん」「わたし入籍します」などなど意味不明な名前ばかりです。お店の人は電話口でこれらの名前を言わなければならないのでしょうかね。「こちら高級食パン専門店の夜にパオーンでございます」とか…。

 

ちなみに私の家の近くにあるのが「迷わずゾッコン」という店です。まだマシに感じてしまいます。このパン屋をプロデュースしたのは、バーカリープロデューサーの岸本拓也さんという方です。店名ばかりが注目されますが、売っているものは正真正銘の高級食パンです。

 

店舗でしか買えない希少価値や、柔らかフワフワの美味しい食パンだからこそ高くても買う人が増えました。しかしここ数年、全国で高級食パン屋が急激に増えたことから、ポツポツと閉店する店も出てきています。飽和状態になって需要と供給のバランスが崩れてきているのかもしれません。最近では予約しなくてもすぐに買えるようになったのでブームが落ち着いてきたんですね。

 

ブームというのはいつか終わりがきます。メロンパン、タピオカ、唐揚げ、食パン、フルーツサンドなどもそうです。それを知ったうえで経営するのならいいですが、ずっと続けていくには経営能力や付加価値、買いたいと思わせる何かを持っていないと厳しいでしょう。

 

今回は高級食パンについて考えました。数年後の高級食パン屋がどうなるのか注目してみていきたいと思います。

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