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東京にある“元祖”聖地巡礼の駅とは?

柴又駅

本来の聖地巡礼は、宗教において重要な意味を持つ場所に信者が赴くことをいいます。しかし最近ではアニメやドラマなどで使われている場所を巡るものも聖地巡礼と言われています。では聖地巡礼の元祖と言えばどこになるのでしょうか。東京にある駅を見ていきましょう。

 

・柴又駅 京成電鉄金町線

東京都葛飾区柴又といえば、ドラマ&映画「男はつらいよ」で有名な駅です。地元住民だけでなく、ファンからも愛される駅でもあります。聖地巡礼の元祖と言えばここ柴又駅でしょう。金町線は都内ではとても珍しく単線部分があります。駅舎は茅葺風の趣のある駅舎となっており、駅前には寅さんの像がお出迎えしてくれます。関東駅百選に選ばれています。

 

駅前から続く参道を通ると柴又帝釈天にたどり着くので、ドラマや映画としての聖地巡礼だけでなく、宗教施設としての聖地巡礼も可能です。和菓子屋さんや食事処もたくさんありますので参道を歩くだけでも楽しい場所です。ここは熟年層には大人気の場所となっています。

 

・亀有駅 JR東日本常磐線

こちらも葛飾区にある駅になります。この地で有名なのが「こちら葛飾区亀有公園前派出所」です。週刊少年ジャンプで40年間連載され、単行本は201巻にまで及ぶ大人気漫画&アニメです。亀有駅の北口・南口両方に主人公の両津勘吉像が建立されています。他の登場人物の像も駅の周辺に設置されています。

 

駅舎自体これといった特徴はないですが、200巻が発売された時には駅の階段にこれまでの単行本の背表紙を描くなど、「こち亀」の駅であることをアピールしています。ちなみに亀有公園の前には派出所は存在しません。

 

・高田馬場 JR東日本山手線

高田馬場駅の発車メロディーは「鉄腕アトム」になっています。鉄腕アトムは1952年に連載が始まったマンガです。なぜ発車メロディーが鉄腕アトムになったかというと、1つはアトムの誕生地が高田馬場にある科学省という設定であること、2つ目はアニメーション会社「手塚プロダクション」が高田馬場に事務所を置いているためだと言われています。

 

高田馬場駅の高架下の壁には鉄腕アトム、ジャングル大帝レオ、ブラック・ジャックなどの手塚治虫が生み出したキャラクターが描かれています。周辺の店にはアトムをかたどった商品が売られています。

 

今回は東京にある3つの聖地を取り上げました。どれも長年愛されてきたアニメや漫画で、これからも愛され続けていくのでしょう。

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