口寂しい時に、ガムがあればいいなと感じることがあります。先日鉄道の旅に出掛けた時に、板ガムを久しぶりに買いました。ガムを噛んでローカル線の景色を楽しみ、最高の時間を過ごしていたわけですが、ふと、「昔に比べてガム食べなくなったな…」と感じました。皆さんはどうですか。今回はガムに関して考えたいと思います。
私が小さなころ、歯磨きガムというものがあり、どんな成分が入っているのか分からないが美味しかった記憶があります。あとグリーンガムやブルーベリーガムなどの板ガムも好きでした。その後、90年後半にはキシリトールガムが発売されました。粒ガムという新たなジャンルのガムが出てきました。歯に良いということで母親からこっちのガムを食べなさいと言われた記憶があります。
昔に比べて、ガム市場は縮小しています。なんとこの20年の間にガムの売上は5割以上も落ちているのです。高齢化に伴ってガムを食べる人が少なくなり、加えて子供たちにもガム離れが進んでいます。他にもガムが売れない理由があるのでしょうか。
要因として挙げられるのが、ガム以外のお菓子の台頭や時間の過ごし方の変化があります。昔に比べてグミやタブレットがたくさん売られるようになりました。ガムのようにゴミが出ないので、気軽に食べられるという要素があります。また、喫煙者はガムを食べることが多いですが、昨今のタバコ離れによって、ガムの売り上げも比例して落ちているようです。
時間の過ごし方の変化というところでは、スマホが出てくるようになるとすき間時間をガムではなくスマホで埋めるようになりました。昔だったら手持ち無沙汰の時間はガムを噛んでいたかもしれませんが、電車の中やカフェなどでは皆がスマホをいじっています。
コロナ禍になってガムの売り上げが急激に減りました。外に出掛ける機会が減ったのも理由にあげられますが、マスクをしているので口臭を気にしなくなったり、オフィスでガムを噛んでリフレッシュということも少なくなったのかもしれません。
お菓子の多様化や、時間の過ごし方の変化によって売り上げがこんなにも変わるんですね。こんどコンビニに行った際には板ガム買ってみたいと思います。ちなみに皆さんは「ジューシーフレッシュガム」「コーヒーガム」「スウィーティーガム」「アセロラガム」「梅ガム」「クイッククエンチーCガム」など知っているのはありますか。